エアコンのカビが心配で、咳が止まらないと感じるあなたへ
お掃除エアコンでもカビる?意外と知られていない内部の仕組み
本日は、3度目のご依頼をいただいたお客様宅で
日立のお掃除機能付きエアコン RAS-Z40D2 をクリーニングしてきました。
前回のクリーニングから約3年半。
大切に使われているエアコンでしたが、分解してみるとやはり内部にはホコリが溜まり、アルミフィンや送風ファンにはカビが確認できました。

このお話をすると、お客様からよく言われるのが
「お掃除エアコンなのに、カビるんですか?」という言葉です。
実はこの疑問、とても多いのです。
結論から言えば、お掃除エアコンでも普通にカビます。
むしろ場合によっては、通常のエアコンよりホコリが溜まりやすいこともあります。
なぜそのようなことが起きるのでしょうか。
「お掃除エアコン」という名前の誤解
まず最初の理由は、名前のイメージです。
一般的には「お掃除エアコン=自動で全部きれいになるエアコン」
という印象を持たれている方が多いのですが、実はそうではありません。
正式な名称は
「フィルター自動お掃除機能付きエアコン」です。
つまり、掃除しているのはフィルターだけなのです。
エアコン内部の冷却フィンや送風ファン、ドレンパンなどは、基本的に自動では掃除されません。
そのため、内部に入ったホコリや湿気は、時間とともに蓄積していきます。
フィルター掃除の仕組みとホコリの動き
もう一つの理由は、フィルターの構造にあります。
お掃除エアコンのフィルターは、
非常に細かい網目になっています。
そこをブラシが横に動きながらホコリを掻き取る仕組みになっています。
ここで問題になるのが、ホコリの粒の大きさです。
ブラシで掻き取られると、ホコリは細かく崩れながら落ちていきます。
その結果、細かい粉状のホコリが冷却アルミフィンの上に降り積もる
という現象が起きます。
アルミフィンは空気を冷やす重要な部分ですが、
ここに細かいホコリが積もると、湿気を含みやすくなります。
そして湿気とホコリが組み合わさると、
カビの栄養源になってしまうのです。
お掃除ロボットが増えることで起きること
さらにもう一つの理由があります。
お掃除エアコンには、フィルター掃除を行うロボット機構が搭載されています。
そのため、
・モーター
・ブラシ
・レール
・センサー
・カバー
などの部品が増えます。
つまり、エアコン内部の構造が複雑になるのです。
構造が複雑になると、
・ホコリが乗る場所が増える
・空気が流れにくい部分ができる
・湿気が溜まりやすい場所が増える
ということが起こります。
特にロボットの裏側やカバーの隙間などは、湿気が残りやすく、カビが付着しやすい場所になります。
そのため
「お掃除ロボットが付いているからカビにくい」というわけではなく、
実際にはどのエアコンも同じようにカビる可能性があるのです。
エアコンはなぜカビるのか
エアコンがカビる最大の理由は
冷房運転による結露です。
冷房を使うと、内部の熱交換器(アルミフィン)が一気に冷えます。
すると空気中の水分が結露し、水滴になります。
これはエアコンの正常な働きですが、
同時に
・湿気
・ホコリ
・適度な温度
という、カビが繁殖しやすい環境ができてしまうのです。
そのため、エアコン内部はどうしてもカビが発生しやすい環境になります。
カビを少なくするためにできること
では、どうすればカビを少なくできるのでしょうか。
いくつか簡単にできる対策があります。
まず一つ目は冷房使用後に内部を乾燥させることです。
多くのエアコンには
・内部クリーン
・送風運転
などの機能があります。
これを使って、内部の湿気をできるだけ乾燥させることが大切です。
二つ目は冷房シーズン前にクリーニングしておくことです。
もし内部にカビが残っている状態で夏を迎えると、
湿気とともにカビはさらに増えていきます。
しかし、使用前にクリーニングをしておけば、
カビが増えるスタート地点をリセットすることができます。
まとめ
お掃除エアコンはとても便利な機能ですが、
・内部まで自動で掃除してくれるわけではない
・ホコリや湿気は内部に溜まる
・どのエアコンもカビる可能性がある
ということを知っておくと安心です。
そして
・冷房使用後は内部乾燥
・シーズン前のクリーニング
この2つを意識するだけでも、エアコンの状態は大きく変わります。
もし
「最近エアコンの風が少し気になる」
「久しぶりにクリーニングしていない」
そんな時は、無理に我慢せず、お気軽にご相談いただければと思います。
エアコンを気持ちよく使えるお手伝いができれば嬉しいです。
エアコンは、使っているうちに少しずつ汚れが溜まっていく家電です。
ただ内部は見えないため、「まだ大丈夫かな」と思っているうちに数年経っていることもよくあります。
「うちのエアコンは今クリーニングした方がいいの?」
そんな疑問がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
設置状況や使用年数をお聞きしながら、
今やるべきか、まだ大丈夫かも含めて正直にお伝えしています。



