花粉の季節、空気清浄機の加湿機能で繁殖するレジオネラ菌。
レジオネラ症とは?
レジオネラ菌は、2023年2月に九州の老舗温泉旅館で3700倍のレジオネラ菌が検出のニュースで広く知られるようになりました。
沼や池など自然界のどこにでもいる菌ですが、この菌をエアロゾルという細かい霧や水蒸気の形で肺に吸い込んでしまうと、熱や悪寒、筋肉痛などの軽症から重症のレジオネラ症肺炎にかかってしまい呼吸困難、高熱、意識障害を起こし急激に悪化して命を失うケースもあります。
レジオネラ症がなぜ夏場に感染者が増えるのか?
レジオネラ菌は、水中や土壌中に広く存在し、温暖な気候下で繁殖しやすいことから、夏季に多くの発生が報告されています。
水道水は塩素で除菌処理されていますが、全くゼロにされているわけではありません。基準値以下にまで除菌されているために、水道水も温かい環境に放置されると水の中に潜んでいた菌が増殖を始めるのです。
まして追い焚きするお風呂のお湯は、体から溶け出した脂を含んだお湯を循環させながら沸かすので、閉鎖回路となる配管は湯アカがどうしても蓄積されていきます。
それゆえ温度が上がる夏場にこそ、雑菌が繁殖する絶好のタイミングとなる訳です。
お風呂の追い焚き配管の汚れの実態
昨日は、縦型洗濯機分解洗浄と風呂釜配管洗浄を施行いたしました。
風呂釜配管の汚れは写真の通りです。
まず配管内の汚れを薬剤Aで柔らかくし、薬剤Bでかき出します。
ヘドロ状の汚れが配管内から出てきました。
お客様も汚れを収めようとカメラを撮りに戻ったほどです。
『このお風呂に浸かっていたのかと思うとゾッとします。』と感想を述べてくださいました。
追い焚き配管の洗浄のペースは?
一番聞かれる質問がこれです。
どのくらいの頻度で洗えば良いのでしょうか?
半年から1年に1回は本格的な洗浄をお勧めします。
ご家庭では毎月洗浄されることをお勧めしています。
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