縦型・ドラム式洗濯機の乾燥機能を使わないとカビだらけになるのは本当ですか?
買って2年で、洗濯物に糸くずが付くように
● 今回は、東芝のドラム式洗濯機TW-127X8(2019年製)の分解洗浄です。
ファインバブルが特徴で、おしゃれな色で人気があり
最近ご依頼の多い機種となっています。
● 業界最大級の大きさで、分解にも幾つか難所があるため、
分解洗浄するためには少し経験のいる機種となっています。
● お客様のお悩みは
・乾燥が十分にできなかったりすることがある点
・洗濯物に糸くずがつくようになった点
分解を進めていくと、幾つか原因となる点が分かってきました。
乾燥能力低下の原因
① 乾燥フィルターの汚れ
●この機種は溜まったホコリをワンプッシュで
排出できる機能があり、とても便利です。
ただホコリはポンと取れるものの、
写真のようにフィルターにいつの間にか汚れが
びっしりついていてしまっていて、
乾燥風の流れを阻害してしまうことがあります。
それで、時折柔らかいブラシ等で掃除する必要があります。
● もう一つの乾燥内部フィルターの方も、
汚れがびっしりです。
ここも取り外して定期的にメンテナンスが必要です。
② ダクト類に溜まったホコリ、ドラム蓋の内側にへばりついた汚れ
・乾燥風が通り抜けるダクト類に、ホコリがたまっていました
ここは分解しない限り取り除けない部分です(^^;)
・ドラム蓋の内側は、乾燥風も通り抜ける場所となっています。
しかし写真のように
幾らか糸くずのへばりつきが見られました。
洗濯物に糸くずが付く原因
・ドアを開けるとゴムで出来たドアパッキンがあります。分解後、その内側を見ると写真のように糸くずが取り巻いている状況でした。
おそらく洗濯の際に、この部分に溜まったものが流れ出し、付着してしまっているように観察されました。
この部分は、ご自身でもメンテナンス可能です。
ドアを開けた後、ゴムを手前に引っ張ってチェックしていただき、柔らかい布でふき取っていただくことをお勧めします。
糸くずだけじゃない、健康に直結する汚れ
それ以外に気になった点は、以下の点です。
・ドラム槽下部にある、ヒータユニット部分のヘドロ汚れ
・糸くずフィルターを外した 後の 内部汚れ
※この部分の掃除には、長い柄が付いていて先にスポンジがついている、水筒を洗うための道具を使うと便利です。100円ショップに売っています。
それらをすべて、洗浄し
今後のメンテナンスについても伝えさせていただき、作業終了となりました。
まとめ
お伝えした通り、ご自分でできるメンテナンスも多く、定期的に行っていただくなら機能低下や異変を未然に防ぐことが出来るかと思います。
また洗濯槽クリーナーを定期的に用いていただくなら、カビ汚れやヘドロ汚れをある程度防ぐことが出来ます。
しかしながらドラム式洗濯機は、分解洗浄しない限り決して取り除けない汚れもありますので、数年に一度の徹底的なメンテナンスをお勧めいたします(^^♪
◆これまでの施工実績の一部をご紹介◆
日立
BD-ST9800L
BD-VX3500
BD-NX120AL
BD-S7500
BD-S8800
BD-S8600
BD-V5300
BD-V9800
BD-SV110CL
BD-SV110B
BD-NX120AE4L
シャープ
ES-Z200
パナソニック
NA-VG710
NA-VG1200L
NA-VD120L
NA-VX3500L
NA-VX9600L
NA-VX7500L
NA-VX7700L
NA-VXSE4L
NA-VX5E4L
NA-VX5E4R
NA-VX5E5L
NA-VX5E7L
NA-VX5000L
NA-VX9800
NA-VX7300L
NA-VX8500L
NA-VX8800R
NA-VX8800L
NA-VX8900L
東芝
TW-G510L
TW-Z96X1L
TW-127X8
TW-117X5
TW-Z96V2ML
TW-127V7