Panasonic NA-VX9600R ドラム式洗濯機 内部のパーツが熱で溶けていた。
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使わないお客様からご依頼を頂き、洗浄してみると中は悲惨なほどにカビと雑菌だらけになっていました。ドラム式洗濯機の乾燥機能を使うとホコリが詰まり、使わないとカビだらけになる。この矛盾の解消法はあるのかお伝えしていきたいと思います。
目次
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使用しなかった場合の不具合
ドラムの実態
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使用した場合の不具合
縦型洗濯機であればカビないのか?
洗濯機を購入する際に重視するべき事柄
まとめ
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使用しなかった場合の不具合
今回のドラム式洗濯機はPanasonic NA-VX7000Lでした。
画像 Panasonic ホームページより引用
お掃除屋さんがお勧めするドラム式洗濯機 12kgタイプ
今回のお客様は、購入後10年間1度も洗浄したことがなく
中がとても汚れているに違いないと思いご依頼いただきました。
試運転の際に、お話をお伺いしていると洗濯機として
使っていて乾燥機能は全く使っていないとのことでした。
育ち盛りのお子様もおられ洗濯物が多いため
乾燥機を使うと電気代がとてもかかるようです。
これは内部にカビ汚れがひどくなる条件の一つです。
分解を進めていくとまずホース部分に汚れが蓄積されていました。
ホースの半分をふさぐほどで砂も混じっていました。
これは後ほどお客様と話して分かったことですが
お子様がスポーツをされているとのことで理由が
納得できました。
ユニフォームの泥汚れが原因のようです。
ドラムの実態
いよいよドラム槽が見えてきました。
予想通りのカビ汚れです。
蓋の部分もカビ汚れがびっしりでした。
お客様に状況を説明し、すべて洗浄して
ピカピカになりました。
ドラム式洗濯機で乾燥機能を使わないと
湿気が残ったままになりカビが繁殖しやすいことが
分かりました。
お客様は槽クリーン機能も活用しておられましたが
限界があるようです。
では乾燥機能を使用した場合はどうなるのでしょうか?
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使用した場合の不具合
この写真にあるようにホコリがあらゆるところに詰まり
排気口をふさぎます。
さらにヒートポンプユニットも埃だらけになってしまいます。
つまり乾燥機をつかわなければカビだらけ
乾燥機を使えば埃だらけになってしまうのです。
こちらのコラムも参照
ドラム式洗濯機の内部パーツに穴が開く不具合
縦型洗濯機であればカビないのか?
縦型洗濯機も、同じようにカビが繁殖します。
水気のある所には必ずカビは繁殖するのです。
こちらも槽クリーンで洗浄をしていても
汚れは付着しています。
特に東芝製の洗濯機はドラム裏側がこの写真のように
凸凹が数百もありここに汚れが蓄積されます。
ここに溜まった水アカは薬剤くらいでは全く取れません。
こちらも分解洗浄しなければ汚れは落ちないのです。
洗濯機を購入する際に重視するべき事柄
洗濯機を購入する場合まず、縦型洗濯機が良いのか
ドラム式洗濯機が良いのか悩まれると思います。
それぞれのメリット、デメリットを理解いただいた方が
良いかと思います。
縦型洗濯機
メリット 洗浄力が高い
理由 日本の水は軟水で、水そのものが洗浄力が高い
欧米の水は硬水で、たたいて洗わなければ汚れが落ちない
だから欧米の洗濯機はドラム式が多い
価格が安い
構造が簡素。ただ乾燥機能は期待できない。
デメリット 大量の水道水を使う
カビは繁殖しやすい
洗濯物を干す手間が必要
洗濯物を外に干すと虫がつく
ドラム式洗濯機
メリット 節水力が高い
温水を作り出して洗える
乾燥機能が便利
夜中も静かに洗濯できる
見た目が格好いい
洗濯物に虫がつかない
デメリット 価格が高い
電気代が高い
洗濯機のクリーニング代も高い
以上メリット デメリットを考えてみました。
ドラム式洗濯機は金額的なデメリットが多いと思います。
購入の際に20万円以上しますしメンテナンスにもお金がかかります。
でもその便利さは計り知れないかもしれません。
当店での洗濯機のクリーニング料金は
下記のようになっております。
ドラム式洗濯機 28000円
縦型洗濯機 16000円〜
ご参考まで
ご自身でできることは
月1回の洗濯槽洗浄
乾燥フィルターの清掃
排水フィルターの清掃
定期的にメンテナンスをされると長持ちいたします。
お手入れ不要の電化製品はございません。
自分でできない部分を無理してしようとするなら
最も貴重な資産である時間が失われます。
ぜひお困りの際はご相談ください。
まとめ
洗濯機の購入には一長一短があります。
どちらを選ぶにしてもカビは生えます。ホコリも溜まります。
機械なので必ずメンテナンスしなければなりません。
縦型洗濯機を選ぶ方は、洗浄力重視で。
ドラム式洗濯機を選ぶ方は、乾燥力重視でお選びください。
機械なので使用するなら必ずメンテナンスは必要です。
洗濯機のメンテナンスは、プロでなければ難しい部分が
多々あります。
お困りの際はどうぞ
ご相談ください。
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