パナソニック ドラム式洗濯機 ヒートポンプの熱交換器アルミフィン掃除で 乾燥時間復活
メンテナンスが遅れると、内部のパーツが溶けてしまう可能性もあるって本当?
本日は、ドラム式洗濯機
Panasonic NA-VX9600Rの
分解洗浄にお伺いしました。
お客様のご依頼のきっかけ
乾燥機能の低下がお悩みとのことで、
マイベストプロのコラムをご覧になり
お電話いただきました。
分解開始
ダクト類の蓄積されたホコリが
予想される中、分解を進めていきました。
やはり、ダクト、ヒーターユニット周辺
そしてゴムホースの中にも蓄積された
ホコリや汚れを確認しました。
今回特に気になったのが、
ドラム蓋の内側です。
ここは、洗浄水や乾燥風の通り道に
なっている部分です。
そこに大量のドロドロした汚れと、
固まった糸くずが付着していました。
お客様に現状を確認していただいた後、
洗浄に入ったわけですが、
ふと気づいたことがあります。
ドラム蓋の内側に溶けた
プラスチックが付着していることに…。
あれ?と思い、そこが接している
反対部分になるドラムの表面を
確認すると、全体的に
プラスチックが少し溶けて
変色しています。
なぜ?ドラム洗濯機内部の部品が溶けていたのか?
原因として予想されるのは、
乾燥風の通り道にもなっている
ドラム蓋の内側に大量の汚れが
付着していたため、熱せられた風が
そこを通り抜けられず、
プラスチックを溶かすほどの
高温になってしまったからです。
かなりの温度に耐えられるはずの
パーツですが、よほど高温に
なっていたのでしょう。
そういえば洗浄前の試運転でも異常音が。
試運転の際に少しだけ異音を
感じていましたので、
これが原因であることが判明しました。
そして乾燥機能の低下の一因もここに
あったと考えられます。
使用期間3年で乾燥機能低下
お客様は、使用を開始してから、
3-4年ほどとのことでした。
もう少し早めにご依頼いただいていたら、
パーツの損傷という事態を回避できたのかな?
と感じております。
幸いにも、溶けていたのはわずかな量
でしたので、大事には至りませんでしたが
放置することで溜まった繊維が発火する
可能性は否定できません。
洗浄後は、元通りの機能を確認出来ました。
本当に良かったです。
今回気づいたこととして、
定期的なメンテナンスは、
高価な洗濯機の機能維持のみならず、
損傷を回避する為にも是非お勧めしたいと
感じました。
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