ジャバでも汚れが出ない？止まらない？市販の風呂釜洗浄剤のひみつ。

ジャバで99.9％除菌は本当なのか？

ジャバで風呂釜洗浄をプロが行ったときの映像が
流されています。前半に出てくるプロによる洗浄は
当店が加盟する風呂釜洗浄チームの
映像ですが、後半でジャバを使った洗浄でも
99.9％除菌と謳われています。

でもお客様の多くは、ジャバをしても汚れが止まらない。
余計にたくさん出てきた。そのようなお話をよく聞きます。

なぜジャバやオキシクリーンでは汚れが出ない？
止まらないのでしょうか？

実はご家庭での
ジャバによる洗浄だけでは、除菌できても汚れを掻き出せていません。

家のなかの隠れた汚れ　トップ3

市販　風呂釜洗浄剤には使い方にコツがあります。

まず、風呂釜洗浄剤の性質をよく知っておく必要があります。

洗浄剤の多くは、過炭酸ナトリウムが使われています。
（酸素系漂白剤）
この薬剤が働き始める温度は、40度以上のお湯が適温です。
しっかりとこのお湯の温度で、薬剤を投入する必要があります。

この薬剤は塩素系漂白剤のように、
塩素の力で殺菌するわけではありません。

過炭酸という文字が使われているように炭酸ガスが含まれており
ガス（泡）の力を使って汚れを浮き立たせます。

しっかりと、汚れている箇所で発泡してくれなければ意味がありません。
そのため薬剤には投入方法にコツがあります。
取扱説明書に書かれている方法では、効き目がありません。

ですから薬剤の性質、配管の仕組み、給湯器の構造を
よく知っていなければ基本的には汚れをしっかりと
とることは難しいのです。

風呂釜の雑菌数を検査してわかったこと

4月より風呂釜配管に含まれる雑菌数を測定するサービスを開始しました。
今までは、目視で汚れの有無を判定していましたが
この方法で、数値で示される科学的な方法で安心していただけるようになりました。

なぜ　コロナウィルスに手洗いが欠かせないのか？

今コロナウィルスで多くの方が、
手洗い、消毒することに一生懸命ですが
見えないウィルスに対し、手洗いすることにどこまで意味があるのだろうか？
そう思われないでしょうか？

私もこの測定器で手指の雑菌の数を調べてみました。
なんと4285という数値が出ました。
安全基準値（食品工場のまな板は500）です。

手指には様々な菌やウィルスが付着しています。
常在菌もあります。全てのウィルスや菌を0にすることは不可能ですが
コロナウィルスには、手洗いが有効です。

なぜ有効なのか？

昨日ABCラジオ　道上洋三さんの『おはようパーソナリティ』
を聞いていましたら近畿大学医学部　免疫学教室教授
宮澤正顯先生が出演されており

コロナウィルスの性質について話されていました。

コロナウィルスの性質

コロナウィルスは油の膜で覆われているそうです。
それが喉や鼻の粘膜に付着して体内に入り込むと
感染するとのことでした。

また目と鼻を繋ぐ管があり
ウィルスで汚れた手で目を触ると鼻にぬけて
粘膜に付着するとのことです。

それで目や顔を触らないようにということでした。

また油の膜で覆われたウィルスなので
アルコールや石鹸などの界面活性剤で手を洗うと
油を分解し、ウィルスを破壊することができるそうです。

だから、ウィルスを守っている油膜を破壊するために
アルコールや、石鹸で手を洗うことが有効と言われていました。

納得の説明にリスナーの皆さんも、私も感動していました。

タイトルから外れてしまいましたが
私たちが扱うものには、性質があります。
相手をよく知らないまま、対処しても効果はありません。
でも相手をよく知った上で、対処すると効果は現れます。

でもなかなかそこまでは周知は難しいと思いますので
ピコ太郎の新しい、WASH! WASH! WASH! の動画は子供たちに
良い影響を与えるのではないでしょうか？

私もWASH WASH WASH WASH 　と
手をもみ洗いするようになりました。

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