菌は見えない!!だから、きれいに見えても、毎月1回 風呂釜除菌
家の中の 隠れ汚れTOP 3
日本ハウスクリーニング協会が掃除のプロ
などに調査を行い、主婦が掃除するのを
忘れがちな“かくれ汚れ”を発表した。
トップは、何か?
3位 トイレの換気扇
2位 お風呂の換気扇
1位 風呂の追いだき配管
3位 トイレの換気扇
普段お掃除していても、トイレの換気扇までお掃除する方は
あまりおられません。商業施設でもトイレは綺麗なのに
換気扇はホコリが溜まっていることがあります。
家のトイレはなおさらです。
トイレットペーパーの繊維が
ペーパーを回すたびに宙を舞い
換気扇に吸い込まれていきます。
換気扇にまとわりつき溜まっていきます。
そして換気扇をON/OFFするたびに
パラパラとホコリが上から降ってくるのです。
2位 お風呂の換気扇
お風呂の換気扇は、湯気とともにホコリを吸い込むため
換気扇の羽根にホコリがつきやすく
カビも発生しやすいです。
お風呂の防カビくん煙剤が売られていますが
煙を炊いてもカビは無くなりません。
カビは天井にいるというより
天井の換気扇の中にいるからです。
お風呂の換気扇をお掃除しない限り
お風呂のカビは無くなりません。
ここでも換気扇をON/OFFするたびに
パラパラとホコリが上から降ってくるのです。
ホコリ1gにはカビ1万個いると思ってください。
お風呂の換気扇は確かに、お掃除するのを忘れる
ナンバー2と言えます。
でもこれを分解してお掃除するのは難しいでしょうね。
大抵のお掃除屋さんも、ここのお掃除は普通しません。
表面しか拭わないで終わりです。
さて第1位は?
1位 お風呂の追いだき配管
入浴時に体から落ちた汚れや雑菌がお湯と
ともに循環し、配管内にも溜まって いきます。
衛生微生物研究センター所長・李憲俊さん
によると
『雑菌は30℃程度の温度と水、
栄養(汚れ)によって増えていくため、
配管の中で雑菌が増殖しやすいです。』
その状態で追いだきをすると、浴槽に
雑菌が戻り、入浴時に雑菌まみれに
なっている可能性もあります。
入浴後に一晩置いたお湯は、
雑菌が100万~1000万倍にまで増殖するのです。
それが追いだき配管の中にも 付着していきます。
一晩置いた給湯口から最初に出たお湯
1mlあたり1万個の雑菌が検出された
こともあります。
1mlですよ。
菌は目に見えませんが、たくさん存在しているのです。
体をきれいにするはずの入浴で、
雑菌まみれになるなんて。
これが、産まれて間もない赤ちゃん
幼いお子様や、免疫力が低下している
放射線治療などのガン闘病中の方など
この雑菌まみれのお湯に浸かるとどうなるでしょうか?
『お風呂の雑菌の中には、
緑膿菌や黄色ブドウ球菌などの病原菌が
いる場合もあり、感染症を引き起こす
危険性もあるので、月に一度は追いだき
配管の掃除をしましょう。』(李憲俊さん)
浴槽や配管の内側にはぬめり
(アメーバ状の生物膜)が
できやすく塩素などの消毒薬では滅菌
できないため、細菌の温床となるんです。
この菌を、湯気の形で肺に吸い込むと
急性肺炎になり死亡事例が生じてしまいます。
最近のニュースでは
山形県最上町は2月21日、
町が運営する医療福祉施設
「ウエルネスプラザ」の浴槽から、
基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと発表した。
委託先の県理化学分析センターが
行った水質検査で分かり、
町は19日午後5時に高齢者総合福祉センターの
大浴場の利用を中止した。
と発表がありました。幸い感染した方はいませんでしたが
発見されると直ちに営業は中止され問題をなくすために
最善が尽くされます。
お風呂のお湯の汚れを放置するのは、このように
命に関わる重大なことなのです。
お家のお風呂は誰も検査してくれません。
自分の身は自分で守るしかないのです。
レジオネラ菌
三重県と全国のレジオネラ菌感染者の推移
全国のレジオネラ症の方の推移