心に響くスピーチの極意【新年のスピーチ、挨拶にオススメ】
コロナ禍での年始の会合などでの挨拶、コロナ以前と同じようでは伝わりません。
リアルが復活したものの感染予防対策で聴衆との距離が取られていたり、アクリル板が設置されていたり、マスク着用であったり、あるいは、対象や規模によってはオンライン、ハイブリッドでの開催というケースもあるかもしれません。
こういうときだからこそ、明るく朗らかに新年を皆様と寿ぎたい、あなたのその思いを伝えるための3つのポイント
「声・話し方」「話の内容」「表情・姿勢」についてのアドバイスです。
ソーシャルディスタンス、マスク着用、アクリル板設置、オンライン、ハイブリッド・・・
すべての状況に共通することは、
「伝わり方にタイムラグ、心理的なラグ」があることです。
マスクやアクリル板で表情がよく見えない、声がくぐもる、実際の距離や心理的な距離(オンライン)があり、ニュアンスが汲み取れない場合がある、それらのことを前提に伝え方を工夫しましょう。
まず、①「声・話し方」
何となく・・・では伝わりません。
呼吸を整え、安定した聴きやすい声を意識しましょう。
登壇したら、軽く小さく息を吐き、鼻から吸う腹式呼吸で声と心を落ち着けましょう。
発音ははっきりと!
そのためには、口をいつもより縦に大きめに開けて、滑舌をよくします。
早口にならないよう、間(ま)を意識しましょう。
一文を言い終えるごとに、全体を見回すなどすると自然に間を取ることができます。
②「話の内容」
明確に、具体的に、が鉄則です。語尾を曖昧にせず、「~です」「~だと思いませんか」
など、力強く、言い切ると説得力、共感が高まります。
「良い話をしなければ」と気負いすぎる必要はありません。
昨年、ご紹介した旧年と新年の漢字一文字で述べる構成なども参考になさってください。
https://mbp-japan.com/hyogo/canon/column/5101472/
お集りの皆様の明るい希望になるような、干支の話を冒頭や締めくくりに持ってくると収まりが良いですね。
2023年は「癸卯(みずのと・う)」。
「癸」には「物事の始まりと終わり」の意味や「春が間近でつぼみが膨らみ、花開く寸前」という意味があると言われています。
また、「卯」は「春の訪れ」「冬の門が開き、飛び出る」意味があるそうです。
ウサギが「飛び跳ねる」という連想から「景気が上向きになる、回復する」とも。
③「表情・姿勢」
表情が見えにくい状況のときは、ジェスチャーで聴き手の理解を補い、共感ゾーンをつくるジェスチャーを活用しましょう。
しっかり全体を見ていることがわかるように、身体の向きを変えたり、手を広げる、
指で順番を示す、聴き手の反応を受け止めて大きくうなずく、など、いつもより大きめの動きを心掛けます。
仮にマスクをしていても、笑顔だと伝わるぐらいの満面の笑顔で話すと声のトーンが明るくなり、自信を持って話しているように見えます。笑顔にはリラックスできる効果もあります。
ぜひ、新年早々、あなたの心からの笑顔で、周りも皆様を笑顔にしてあげてください。
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