年頭の挨拶が心配なあなたに:心に響くポイント解説つき「新年の挨拶(スピーチ)」
パーソナルレッスン
「声の表情を豊かに」後篇の今回は、声の5つの演出ポイント、大きさ、声の高さ、声の速さ、声の間(ポーズ)、声の質のうち、残りの2つ、「間(ポーズ)」と「声の質」について、お伝え致します。
まず、「間(ポーズ)」です。
落語などを聴いていると、間合いが絶妙で話に引き込まれてしまうことがありますね。「間」は「はずしてしまう」と、全体の流れが台無しになってしまうので、「魔」とも言われますが、話し上手な人は実に巧みに「間」を取り入れています。
では、効果的な「間」の取り入れ方について、ご紹介しましょう。
大事な言葉、キーワードを話す前に、ひと呼吸、「間」を置いてみると、キーワードがより引き立ちます。
「この製品の最大の強み、それは(間)コストパフォーマンスです」というように、キーワードを強調するのです。
また、話が変わるときには、少し間を取って、「・・・・。(間)さて、次にまいります」と聴き手を誘導していくこともできます。
相手のうなずきや相づちなど、反応を見て、「間」を取るということも、有効です。聴き手と呼吸を合わせることで、共感と理解が深まります。
声の演出ポイントの最後の要素は「声の質」、声をどう響かせるかということです。
話に説得力を持たせたい場合は、下腹にぐっと力を入れてお腹で声を支え、深く響かせた声を意識して使ってみましょう。
また、明るく元気なイメージを演出したい場合は、意識を口ではなく、上に持っていき、額の前面に響かせるようにすると、力強く明るい声になります。
そして、胸に響かせるようにすると、やさしくあたたかい声の表情になりますので、部下の悩みの相談に乗るときなどに使ってみてください。
声の大きさ、高さ、速さ、間、そして、声の質を意識して、声の表情を豊かにし、ぜひ、声をあなたの強み、貴社の最強のプレゼンテーションツールにしてください。
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