小さな声もしっかり届いた!
応答がない!
相変わらずメールを出しても『応答がない』現象が続いております。
そして、最近は加速度的にその現象が強くなって来ているようです。
このことについては、既に下記コラムでも述べております。
(とにかくボールを投げよう!)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5226808/
経営コンサルタントが
半年ほど前にとある経営コンサルタントから聞いた話です。そのコンサルタント自身も顧客獲得には苦労しているらしいです。何かあると3000名くらいのところに、一斉宣伝メールを送るそうです。しかも、それは火曜日の朝一番が最も良いらしく、タイミングが極めて重要だそうです。このタイミングは他でも聞いたことがあり、『知っていないと損するでぇ~』と、知らないと人を不安にさせる通説?俗説?のようです。
それで、その経営コンサルタントの場合、相手が3000人に対して応答があるのは1~2人で、3人もあれば御の字だそうです。
その対策として、対象者のリストを作り、メールアドレスだけを取り出し、とにかくメールを送りまくるそうです。実際にはA社が提供する名刺整理アプリを入れ、スマホで名刺などの写真さえ撮れば、あとはシステムが全て自動でやってくれるみたいです。『如何に送信先を増やすかが勝負!』だそうです。『下手な鉄砲も数打ちゃ当たる』ってことでしょうか?
どんなに面倒でも
その一方で、国内屈指の大手IT企業で長年大規模公共施設のシステムなどを手掛けていた識者と懇意にしております。そこで、この世相について尋ねてみました。あっけないほど、ごく当たり前の答が戻って来ました。要は『一括送信はよろしくない』ということでした。
まずアプローチとして単純によくないのはbccを使っていることです。
営業的なメールやご挨拶で宛先がbccであると、受け取った側はそれを「マスメール」と認識します。
たとえ何らかの機会に接触したり挨拶を交わしたりして面識があったとしても、自宅のポストに投函されたチラシや無作為のDMと同じ扱いです。
マスメールへの打ち返しはマスメール、すなわち営業コールやサービスの一方的な説明です。
どんなに面倒でもその相手に向けて一通一通出してみてください。最初の一行、二行だけでもよいのです。それこそ学習塾や予備校での動画配信の授業と個別指導ぐらいの違いでもって受け取ってくれるでしょう。
ちなみにメーラーによっては自分の宛先がToのものだけを高優先度として色付けするような機能もありますので、相手の忙しさによってはそもそも読まれていない可能性もあります。
ベンチャー企業より
そんな中、今週、名刺などの情報を整理、組織内で共有する『便利なシステム?』を謳い文句にしているベンチャー企業、正に上記A社の営業から電話がかかってきました。
詳しくはWEB会議をやって説明とのことでしたが、毎月数万円支払えば、情報が自動的に整理され効率化が促進され、客先からの問い合わせが激増し、結果として十分ペイできるというお話でした。
そこで、上記一括送信の問題点を伝えると、『うちのシステムは個別に宛先もそれぞれ分けてメール文を書き、(bccやccではなく)TOに送信する』と語っていました。おそらく『AIが何もかもやってくれる』ってことで、こちらは特に何もしなくて良く、知らないところで、知らないように事が進むのでしょう。『その代わり、毎月数万円よこせ!』ってことなのでしょう。それでしたら、既に蔓延っている見る気にもならないようなメールばかり送り付けて来るようなシステムと何ら変わらないようです。しかも、あたかも個別に個人宛に出しているような見せかけをしているとなれば、悪質度が高まっただけのように思えました。
ちなみに、最近はあまりにも見る気にもなれないような、明らかに機械が書いたメールが増えましたので、片っ端から『配信停止』の処理を行っております。この『配信停止』の部分もやたら文字が小さいので、探すのとクリックしにくいのですが、それだけ『後ろめたい』ことの裏返しと思います。
なお、そのA社からは、これまで何度も電話がかかって来ております。元々展示会で知りました。ところが、全く同じ内容の宣伝トークを複数の社員から、一日おきぐらいにかかって来ます。そもそも、『社内での情報共有!!!』を謳い文句にしているのに、A社内での情報共有は全くできていないという、非常にユニークな会社のようです。
とにかくやってみた
どんなに面倒でもその相手に向けて一通一通出してみてください。
今週、とある大学の先生方14人に、ほぼ同じ内容で意見を求めるメールを出すことがありました。
こんな時、これまでは、さすがに同じ大学なので、bccは使わずTOで出してはおりました。しかしながら、TOではありながら、宛先を単純に並べておりましたので、結局のところは『一括送信』でした。
この『一括送信』は誰かが返事をすると、他の人は『もうええか』ということになってしまい、結局一つか二つほど返信があるだけになってしまいます。
実際、逆を考えれば良くわかります。私自身も同じように宛先の一人としてメールが来ました。誰かが先に返事をすれば、少しくらい見解が違っていても、『下手なことをして物議を醸し出すほどでもなさそう。』となり、そのまま何もしなかったことが何度もありました。
今回は一通一通、シコシコと出しました。本文は当然自力で下記、相手に合わせて一部分は変えるようにしました。
また、記録を見ますと、経営コンサルタントお勧めの『火曜日の朝一番』ではなく『月曜日の夕方』でした。
そして何と、14人の先生方の中から9人の先生方から返答がありました!
何と半数以上です。しかも、内容もバラエティーで、予想外なコメントもありました。経営コンサルタントが言っていた『3000人に対して1人いるか?いないか?』とは雲泥の差でした。
てなことで、結局のところ、地道にやるしかありません。
特に作文や資料作成はAIなんぞに絶対にさせず、全て自力で進めるようにして行こうと思います。



