最近の弁護士の傾向?
久しぶりの投稿になりました。
かなり前のコラムでも書きましたが、私は弁護士として、まず依頼者の方々の事件のための対応を第一として活動しているつもりです。
ですが、同時に、弁護士法で義務とされている「社会秩序の維持及び法律制度の改善」にも取り組んでいます。
依頼者さんの事件が第一、その次は弁護士会活動となると、その他のことはさらに順位が下がることになります。
その他のこととは、このコラムも残念ながら含まれてしまいます。投稿が久しぶりとなったのはそのせいです。
この間、特に負担が大きかったのは事件の対応ではなく、実は弁護士会活動です。
憲法に関する取り組み、弁護士会の広報に関する対応などなど、様々なことを担当しました。
相当時間をとられましたが、これもかなり前のコラムで書いたとおり、実は完全なボランティアで全く収入になりません。
こうした負担感の強い弁護士会の活動ですが、全く負担ばかりかというと、そんなことはありません。
弁護士は、基本的に個人事業者として独立していることが多いです。
ですから、弁護士会の活動などを行っていないと、弁護士同士のつながりもなかなか作れません。
弁護士同士のつながりを作っていろいろな情報交換ができるようにしておくと、普段あまり取り扱っていないような事件や非常に特殊な案件を急に担当する事になった場合などでも、情報収集に非常に役に立ちます。
また、弁護士会の活動をすることは、非常に勉強になります。
法律的知識も深まりますが、そのほかにも通常業務ではなかなか接点のないような分野の知識も得られることがあり、幅広い知識を持った弁護士になることができると思います。
さらには様々な職種の方々との接点もできるので、コミュニケーション能力も高まるのではないかと思います。
このように、弁護士会の活動をすることで、結果的には依頼者さんの利益になるような弁護士としてのスキルアップになっていると信じて、また明日からも弁護士会の活動に取り組んでいきます。
ただ、さすがにほどほどにしないと、時間が・・・。