「中立」という幻想 ~メディア編~
みなさんは、血液型と性格は関連していると思いますか?
弁護士が書くコラムのテーマとしては違和感があるかもしれません。また、特に医師の方などからは否定的意見が飛んできそうです。
ですが、みなさんも何となく、同じ血液型には何か共通点があるように感じているのではないでしょうか?ある程度多くの方が同じように感じているとすれば、全く根拠のないでたらめな話ともいえない気がします。
血液型と思考パターン
この点についての私の考えは「血液型は性格ではなく、思考パターンに共通点がある」というものです。
「性格」というと、「おとなしい」「活発」「元気」「控えめ」など非常に多岐にわたりますし、基本的に人それぞれ現れ方がかなり違うように思います。
それを4種類しかない血液型と結びつけようとすれば、それは違和感を感じる人がいても全くおかしくありません。
私も、血液型が同じなら性格が同じだとは、とても思えません。
では、「性格」ではなく「思考パターン」と考えてみたらどうでしょうか?
A型の人は細かい几帳面な性格なのではなく「何か物事を判断するときに自分の外側(周囲)を重視して判断する」、B型の人はマイペースな性格なのではなく「自分の価値観・判断(内側)を重視して判断する」といわれたら、何となくそうかもしれないと思いませんか?
とはいえ、じゃあO型やAB型はどうなんだ?と言われると、どういう共通項で括れるかは、今のところ全く思いつきません。
ということで、こんな考え方もあるかもしれないという程度でお聞き流しいただければと思います。
法曹界はB型が多いらしい
なお、私のような弁護士や裁判官、検察官を総称して「法曹」と呼ぶことがありますが、どうも法曹の人間にはB型が多いらしいです。
司法試験を目指す人は、サラリーマンなどのように組織に属するのではなく、独立志向が強く、自分というものを大事にしたい気持ちが強い人たちなのだと考えれば、何となく納得できそうな気もします。