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弁護士の敷居

2013年5月23日 公開 / 2017年5月1日更新

テーマ:弁護士・士業のこと

コラムカテゴリ:法律関連

 本業優先となってしまい、すっかりコラムが投稿できていませんでした。
 久しぶりの投稿となります。

弁護士の敷居について

 今回は、よくいわれる「弁護士の敷居」について話したいと思います。

 私は現在36歳、10年目の弁護士です。
 見た目もほぼ年齢どおりだと思います。
 弁護士バッジを付けずにスーツ姿で街中を歩いているだけなら、普通のサラリーマンと全く変わらないと思います。
 私服ではジーンズ姿が多いので、私服の時に弁護士らしく見られることはまずないと思います。
 こんな私ですから、特別な人間でもなんでもありません。

弁護士は敷居が高い?

 ところが、相談にいらした方や依頼者の方、講演を聞いてくださった方など、初めて弁護士に会うというほとんどの方が「弁護士は敷居が高い」とおっしゃいます。
 これはなぜなのでしょうか?
 おそらく、弁護士というものの実態が知られていないからだと思います。

弁護士は本当はこんな感じです

 弁護士は、裁判だけしているわけではありません。相談を受けてアドバイスをすること、裁判にならないように交渉事の代理人となること、契約書など書面の作成をすることなど、裁判以外の場面でもたくさん仕事をしています。

 弁護士は、お金持ちばかりではありません。最近は弁護士数が急増した関係で、なかなかうまく稼ぐことができない弁護士もいます。そもそも、億単位で稼ぐ弁護士というのは、ほんの一握りです。

 弁護士は、いつも高いお金を取るわけではありません。早めに相談して、相談だけで済んでしまえば5000円くらいで悩み事が解決することもあります。裁判にまで至らなければ、10~20万円程度の弁護士費用で解決してしまうこともあります。

 弁護士は、怖い人ばかりではありません。やさしく親身にお話しをうかがう姿勢の弁護士もたくさんいます。

 私も、相談に来られる方に身近に感じてもらえるように、見た目だけでなく、態度でも敷居を感じさせないように心がけているつもりです。
 ですから、みなさんも敷居が高いなどと思わず、「身近な街のお医者さん」のような存在だと思って、もっと気軽に相談に来ていただければと思います。

この記事を書いたプロ

川島英雄

交通事故・医療事故の被害者を守る法律のプロ

川島英雄(札幌おおぞら法律事務所)

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