不動産会社に任せきりにせず、賃貸経営を本気でやりたい人をサポート（2/3）

勉強しながら仲間も増やせる、不動産オーナーのためのコミュニティー「北海道大家塾」も開設

　原田さんが初めて物件を買ったのは、投資用の新築アパートの販売に携わっていた会社員時代のことです。
　「もともとお客さまが検討されていたのですが、融資を受けられずキャンセルになってしまったんです。『いずれは自分も』と考えていたので、これも巡り合わせだと感じ、決断しました」

　思いがけないかたちでオーナーとなった原田さん。2軒目の購入は、オーナーがローンを払えなくなった任意売却のマンションでした。
　「管理状態もよくなく、空室も目立っていました。そこでリノベーションを施し、稼働率を上げて再生しました」

　賃貸経営のおもしろさを実感した原田さんは、2010年に独立して会社を設立。併せて、賃貸不動産に関する投資の専門性を養う「不動産実務検定」の運営元「日本不動産コミュニティー」の北海道支部長としても活動。同資格を取得するための講座も開いています。
　「賃貸経営についての基礎知識を広く学べますので、まずこちらを受講することをおすすめします」

　加えて、2011年には不動産オーナーのコミュニティー「北海道大家塾」も立ち上げました。先輩大家さんや管理会社、司法書士や税理士といった各分野の専門家によるセミナーや懇親会を定期的に開催。同時に力を入れているのがクラブ活動です。ゴルフや野球、女性を対象にした「大家女子クラブ」など、参加者同士が交流できる場を提供しています。
　「私は、オーナーの皆さんや協力会社さんのお仲間として親身に寄り添っていきたいのです。クラブ活動には、そんな思いも込めています」

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