なぜ?ハウスクリーニングはボッタクリなのか (札幌から ハウスクリーニング激安革命)
世の中にはビギナー掃除屋があふれている!
名刺に「プロ」と書くのは簡単です。
本当にプロかどうかは、別の話です。
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もし皆さんが台所のレンジフードの掃除を業者に頼んで、
「油で固まってしまって、中のファンが外れません」
と言われたら、一回疑ってみましょう。
本当に油で固まって外れないのか。
それとも……
外し方を知らないだけなのか。
約20年前。
札幌には、その「外し方を知らないプロ」が、実在しました。
ハウスクリーニングの仕事を始めたばかりの頃。たぶん開業して1か月目くらいだったと思います。当然ですが、仕事が欲しくて仕方がありません。仕事がなければ売上はゼロですから、毎日のように飛び込み営業をしていました。
そんなとき、長年営業しているような古い喫茶店に飛び込みました。店を切り盛りしていたのは年配の女性でした。
「レンジフード、ずっと洗ってないんだけど。頼んだらいくら?」
来ました!仕事です。
当時の通常料金は、たしか12,000円くらい。
「本当は12,000円なんですけど、今回は特別に9,000円でやりますよ。内緒にしてくださいね」
この「特別に」という言葉、営業トークでは結構使えます。やっぱりお客様は「特別」という言葉に弱い。
ただ、このときは営業テクニックだけで言っていたわけではありません。当時はフランチャイズ本部が決めた料金から勝手に値引きすることは、基本的に禁止されていました。
だから、本当に特別でした。
※参照 掃除屋のフランチャイズは普通にやれば失敗する
掃除の日。
レンジフードを開けてみると……
うわっ。
何十年使っていたのか分かりませんが、一度も中まで洗ったことがないというだけあって、油がベットリと固まっています。
でも大丈夫。こっちは研修を受けている。テキストもある。分厚いテキストも、ちゃんと現場に持ってきています。
そして何より一応、プロです。
本部のテキストで習った通りに養生(汚れや洗剤が周囲に飛ばないよう、ビニールなどで保護すること)をして、部品を順番に外していきました。
そしてレンジフードの中にあるシロッコファンを外そうと、真ん中の留め具に手をかけました。
左に回す。
外れない。
もう一度、左に回す。
外れない。
さらに力を入れて左に回す。
当然、外れません。
そこで私は、
「油で固まって外れないんですよ。なので、このまま外さずにやりますね」
と、いかにもプロらしいことをお客様に言って、そのまま掃除を始めました。
今考えたら、大懺悔です。
大嘘つきでした。
――後編へ続きます。
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