NISAとiDeCoで失敗しないためのポイント
今年こそは○○する!実行しましたか?
「今年こそは○○する!」
と毎年目標を設定する人も多いはずです。
具体的に何か実行しましたか?
「忙しいから、、、」
「お金に余裕がないから、、、」
など言い訳をして年末に
「今年の目標ってなんだっけ?」
なんてことになっていませんか?
目標を達成するためには小さな一歩を踏み出すことと、継続することが重要です。
ダイエットなら
「いきなり毎日1時間ランニングする」
なんて3日もすれば
「今日は雨だから明日やろう」
「今日は忙しかったから来週やろう」
結局いつのまにかやらなくなってしまいます。
最初は簡単なことを継続することから始めるべきです。
さて
「今年こそは投資を始めて将来に備えたい」
といいながらも気がつけば時間がどんどん経過していませんか?
株価が上がった、下がったのニュースをみて
「もうちょっと様子を見よう」
と思っていませんか?
将来振り返ったときに今日が最高値かもしれませんし、最安値かもしれません。でもそれは誰にもわかりません。
もしかするとドーンと100万円投資して、10%下落しただけで
「こんなはずじゃなかったのに、、、」
と投資をやめてしまった人もいるかもしれません。
今回のテーマは
「投資に興味を持ったけどなかなか始められない、続けられない」
そんなあなたが投資を始めて継続できるようになる方法を解説します。
金融先進国では王道の資産形成術「長期積立分散投資」の考え方がわかります。
結論を言うと
「いつか始めるではいつまでたっても始められない。やると決めたら今すぐスタートを切るべし」
です。
勉強は大事、でも実際にやってみなければわからないことも多い
投資に限らず、勉強しただけではわからないことは多いです。
泳ぎ方をどんなに勉強しても、実際に自分が水に飛び込んで泳いでみなければ上達することはありません。
日本では投資に関する教育を受けていないので、まずは勉強してからと考える人が多いのは仕方ありません。
ただ
「もっと勉強してから」
と言っているうちにどんどん時間は経過してしまいます。
私からすれば時間がもったいないです。
投資に関する本を2,3冊読んだり、ネットで基本的なことを勉強したら、まずは実際に自分のお金で投資してみることです。
まれにいきなり大金を注ぎ込んで
「これで自分は大金持ちになるんだ!」
という方がいますが、投資未経験にも関わらずそのような行動はオススメできません。
短期的に大きな下落相場で株価が30%以上下落したようなときに、果たして冷静でいられるでしょうか。
手に汗握らない、ドキドキしない程度の資金から始めて、値動きを体験してから自分の状況に合わせて資金を投じて行くほうが無難です。
「長期積立分散投資」で絶対にやってはいけないのが
- 積立をやめてしまう
- 暴落時に慌てて売ってしまう
です。
「自分はそんなことない」
と思っていても、暴落を経験したときに冷静でいられるかどうかわかりません。
積立投資を続けていて、暴落を経験したら脱初心者でしょう。
大きな下落があっても回復することを実感することで、次回の暴落時に積立をやめたり売ることなく、余裕があれば追加投資ができます。
あなたが投資を始められない理由
投資を実際にやってみなければわからない、と言っても1歩が踏み出せない方が多くいます。
話をうかがうとだいたい3つの傾向があります。
- 株価が上がってるから始めよう、株価が下がってから始めよう
- 損するのが怖くて始められない
- お金に余裕ができてから
できない理由は探せばいくらでも見つけることができてしまいます。
①株価が上がってるから始めよう、株価が下がってから始めよう
ニュースを見ると株価急騰や暴落などの情報が入ってきます。
「これからもっと上がりそうだ」
と考える人もいれば
「バブルなんじゃないか」
と考える人もいます。
日本人はどちらかと言えば後者で捉えがちで
「もっと下がってから買おう」
と考えます。
しかしいざ暴落が始まると
「もっと下がるんじゃないか」
と投資の世界に飛び込む勇気がなくなります。
そうこうしているうちに株価は再び回復して
「上がりすぎている、バブルなんじゃないか」
と考え、いつまでたっても始められなくなります。
ですから、上がろうと下がろうと機械的に毎月定額でインデックスファンド(投資信託)を購入するのが、余計なことを考える必要なくなります。
初心者がタイミングをみて売買をすると、かなりの確率で失敗してしまいます。
トレード(売買)の世界にはプロがしのぎを削っていますからね。
②下がるのが怖くて始められない
そもそも1円も損したくないなら投資は向いていません。
元本保証の定期預金を選びましょう。
超低金利の先進国でちょっとでも増やしたいのであれば、リスクを取らなければなりません。
株価チャートを見ると毎日上がったり下がったりしていますよね。
10年間で数回は○○ショックのような急落・暴落もあります。
でもずっと下がり続けることはありません。
投資を始めたら、一時的には必ず損する時期があると心得ておくべきです。
もしかすると投資デビューした翌日に〇〇ショック(暴落)が起こるかもしれません。
でも嘆く必要はありません。
あなたは短期売買ではなく長期投資でお金を増やしたいはずです。
暴落後、低空飛行の間にめげずに淡々と積立投資するのです。
10年も経過すれば資産はきっと立派に育っています。
「あのとき始めておいてよかったな」
と。
資本主義経済が崩壊して、お金の価値がなくならない限り、今後も世界経済は成長を続けます。
未来は今よりもきっとよくなる、と信じることができる人が投資をしています。
③お金に余裕ができてから
投資はお金持ちだけがするものではありません。
毎月お小遣いしかもらえない子供でも、未成年口座を開設して投資することができます。
ネット証券ならわずか100円からでも積立投資できるところもあります。
厳しい言い方をすれば、わずかな投資資金さえも準備できないのは家計のやりくりに問題があります。
食べるためのお金もないなら仕方ありませんが、こうしてこの記事を読んでいる人にそんな人はまずいないはずです。
何でもかんでも節約するのは私自身好きではありませんが、気がつけばいつもお金がないような浪費は改善すべきです。
給与が毎月口座に振り込まれる方なら、その銀行口座から自動的に毎月定額で積立投資される仕組みを作ってしまいましょう。
例えば手取り20万円が振り込まれたら2万円は自動的に投資される。
残り18万円でなんとかやりくりする方法を考える。
余ったら投資する、と考えていてはいつまでたっても投資できません。
まとめ
「いつか始める」ではずっと始めることができません。
やってみたいという気持ちがあるなら一歩踏み出す勇気を持ちましょう。
その一歩は小さな一歩で大丈夫です。
むしろ大きな一歩を踏み出すとフラフラと不安定になってしまいます。
月額1,000円からだけど積立投資を始めた、それだけでもいいんです。
投資しながらわからないことがあれば経験者に聞いたり、勉強したりしましょう。
ここまで読んだらネット証券ですぐに口座開設することも可能です。
投資初心者は何から始めるべきか→ネット証券を使ってインデック
投資すれば必ず儲かるとは言えません。
しかし長期的に見れば、世界経済に分散投資することで年利5%程度のリターンを得ることは難しいことではありません。
生活防衛資金を確保しつつ、余裕資金を作り出して小さな一歩を踏み出してみましょう。
投資資金が捻出できないというのであれば、お金のプロである私が家計診断しライフプランの作成をすることも可能です。
老後資金(年金)を増やしたい、所得税を減らしたいならiDeCo、必要なときに引き出せる資金を育てたいならつみたてNISAを。もちろん両方始めるのもOKです。
日本人にとって投資がもっと身近なものになるように発信していきます。