女性スタッフによる「あなたの生活見守り隊」が空き家の悩みに寄り添います（1/3）

放置すると固定資産税が増える可能性も。空き家の管理は迅速かつ適切に

　「空き家を放置して状態が悪くなると、土地・家屋などに課せられる固定資産税の軽減措置を受けられなくなる可能性があり、早急に対処する必要があります」

　注意を呼び掛けるのは、広島市中区にある「ミライコンサルタント」の代表・佐々木繁美さん。宅地建物取引士・土地家屋調査士の資格を有し、不動産に関するコンサルティングを行っています。

　「固定資産税は『固定資産の評価額×1.4％』で計算しますが、住宅用地は特例により最大6分の1まで税金が減額されます。空き家でも適用されますが、2023 年の法改正で要件が厳しくなり、固定資産税が6倍になることもあります」

　従来は、倒壊の危険がある、衛生面で有害であるなどと判断された「特定空き家」が増額対象でしたが、手入れが行き届かず“特定空き家予備軍”となりうる「管理不全空き家」も含まれることが決まりました。

　「『無人になった隣家から越境している枝を伐採してほしい』『高齢の両親が施設に入り、残された実家を処分したい』といったご相談は年々増えています。地域の課題として対策が急務であることを肌で感じ、当方では『あなたの生活見守り隊』と名付けたサービスを始めました」

　佐々木さんをはじめスタッフは女性が中心。廃棄物収集運搬業務は委託業者とも連携し、空き家の管理、売却のほか、細やかな配慮のもと、生前・遺品整理やお墓参り代行などを請け負います。

　「身の回りの用事をお手伝いし、ご自身やご家族の負担を和らげたいと思っています。広島市、安芸郡、呉市、東広島市、廿日市市や周辺地域の方は、ぜひお声掛けください」

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