成績表を見て、会社の「2学期」をどうする?
「去年より売上が増えました!」
経営者にとって、うれしい言葉です。一生懸命営業して、お客様が増えて、売上も伸びた。「今年は順調だった」と思うのも当然です。
でも、ここで少し立ち止まって考えてみてください。
売上が増えたからといって、本当に会社の成績は良くなったのでしょうか。
会社の成績を見るときに大切なのは、売上の大きさだけではありません。その売上から、どれだけ利益が残ったのかを見ることです。
どれだけ利益が残ったのか
売上を増やすためには、それなりのコストがかかります。
商品をたくさん販売すれば仕入れも増えます。
仕事が増えれば、人件費や外注費も増えます。新しいお客様を獲得するために、広告費を増やすこともあります。
その結果、売上は増えたけれど、それ以上に経費が増えてしまえば、利益は減ってしまいます。
売上は減ったのに
例えば、前年は売上3,000万円、利益300万円だった会社があるとします。
今年は売上が2,800万円に減りました。
「売上が200万円も減った。業績が悪くなったのかな」と思うかもしれません。
ところが、経費を見直した結果、利益は350万円に増えていたとしたらどうでしょう。
売上は減っているのに、利益は50万円増えています。
この会社を、「売上が減ったから業績が悪くなった」と単純に判断することはできません。
大切なのは、数字が増えたか減ったかだけではなく、「なぜ、その数字になったのか」を見ることです。
だからこそ、試算表を見るときには、売上だけを見るのではなく、
「去年と比べて、利益はどうなったのか」
まで確認することが大切です。
利益を会社に残していくこと
9月、新学期を迎えた今だからこそ、上半期の数字を一度振り返ってみてください。
「去年より売上が増えた!」
だけで終わらず、
「去年より、会社は本当に良くなった?」
と、一歩踏み込んで数字を見る。
数字は、ただ結果を見るためにあるのではありません。
その数字の裏側にある経営を考えるためにあるのです。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視


