Mybestpro Members

岡崎俊視プロは中国新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

売上が増えたのに、儲かってない?

岡崎俊視

岡崎俊視

テーマ:9月から始める「会社の成績表」の読み方

「今年は売上が増えました!」

経営者にとって、うれしい言葉です。

でも、ちょっと待ってください。

売上が増えたからといって、儲かっているとは限りません。

会社の成績を見るときに大切なのは、売上の大きさだけではなく、そこからいくら利益が残ったのかです。

経費が増えると利益が減る


売上を増やすためには、それなりのお金がかかります。

商品をたくさん仕入れれば仕入れ代が増えます。

仕事が増えれば、人件費や外注費も増えます。

新しいお客様を獲得するために、広告費を増やすこともあります。

その結果、売上は増えたけれど、それ以上に経費が増えてしまえば、利益は減ってしまいます。

つまり、

「売上が増えた」ことと「会社が儲かった」ことは、同じではありません。

経費の見直しで利益が増えることも


例えば、前年の売上が5,000万円、利益が500万円だった会社があるとします。

今年は頑張って営業し、売上が6,000万円になりました。

「1,000万円も売上が増えた。大成功だ!」

と思うかもしれません。

ところが、仕入れや人件費、外注費、広告費などが増えた結果、利益が300万円になっていたらどうでしょう。

売上は1,000万円増えたのに、利益は200万円減っています。

これでは、売上だけを見て「会社の業績が上がった」とは言えません。

反対に、売上がそれほど増えていなくても、経費を見直して利益が増えているのであれば、それも立派な経営改善です。

試算表を開く


会社の数字を見るとき、売上はとても大切です。

しかし、売上はゴールではありません。

大切なのは、その売上からどれだけ利益を残せたのか。

そして、その利益が会社にどれだけ蓄積されているのかです。

9月、新学期を迎えた会社も、試算表を開いてみてください。

「売上、増えた!」

だけで終わらず、

「じゃあ、利益はどうなった?」

と見てみる。

会社の成績表は、売上だけでは採点できません。

売上の先にある「利益」まで見て、初めて会社の本当の成績が分かるのです。

ーーーーーーーーーー
岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎俊視

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

岡崎俊視
専門家

岡崎俊視

岡崎総合会計事務所

税理士をはじめ行政書士、ファイナンシャル・プランナー、医業経営コンサルタントなどの資格を持つ。相続や事業承継、新規開業・開店をサポートし、税務にとどまらない総合的な経営アドバイザーとして活躍する。

岡崎俊視プロは中国新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

税理士業をベースに相続や事業承継、新規開業も支援するプロ

岡崎俊視プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼