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『コロナ融資について』 …今後の返済計画をシミュレーションしましょう。

2022年9月8日

テーマ:銀行融資・補助金

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 経営戦略健康経営

多くの企業様がコロナ関連融資を利用していますが、そろそろ
返済が始まる時期だと思います。コロナ関連融資は特殊な融資
であり、返済能力をある程度無視して実施されたため、返済に
不安を感じている企業様も多いのではないでしょうか。

ケース別に対処方法を考えてみます。

■念のため借入したが実際には使わずに済んだ企業様
有事に対応するためコロナ融資を受けたものの、実際はコロナ
の影響を受けずに済んだ企業様は、借りた資金がそのまま銀行
口座に残っているはずです。利息が発生する前に一括返済する
のも良いのですが、コロナ融資はおそらく2度と受けられない
融資です。利息を払ってでも手元に置いておき、有事の備えや
新規事業に充てるのも一つの考え方です。

■総借入額の10分の1以上のCFが出ている企業様
決算書上の純利益と減価償却費を合わせた金額をキャッシュフ
ロー(CF)と言います。企業の返済能力を示しています。
コロナ融資を含めた総借入額が3,000万円として、その
10分の1(300万円)以上のCFが出ている場合は、新規
借入や借換を計画的に行い、年間の返済額を調整しながら借入
を減らしていくのが基本線です。

■総借入額の10分の1以上のCFが出ていない企業様
自社の返済能力とくらべて、借入過多に陥っている状態です。
業績の改善によりCFを増やすことが最善ですが、簡単にでき
ることではありません。早い段階でリスケジュールを依頼し、
支出を止めることを検討しましょう。誰しもリスケを行うのは
気が進みませんが、この判断が遅れると取り返しのつかない状
況に陥ります。

自社の収入(キャッシュフロー)、現預金資産と借入残高のバ
ランスを見て、今のうちから対処方法を検討しておきましょう。

対処方法が良く分からないという場合は、是非、早めにご相談
ください。

○金融機関対応に関するご相談は、銀行融資プランナー協会
 正会員事務所にて承っております。お気軽にご相談ください。

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■お問い合わせ先
【 石田雄二税理士事務所 info@kaikeisanbo.com 】

この記事を書いたプロ

石田雄二

会社設立と銀行融資のプロ

石田雄二(石田雄二税理士事務所)

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