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コラム

軽減税率対策補助金について

2019年2月18日

テーマ:銀行融資・補助金

コラムカテゴリ:ビジネス

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『軽減税率対策補助金について』
 …制度が拡充されて補助率が引き上げられました。
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軽減税率対策補助金は、消費税軽減税率制度(複数税率)への
対応が必要となる中小企業・小規模事業者等が、複数税率対応
レジの導入や、受発注システムの改修などを行う場合にその経
費の一部を補助してくれるものです。
今般、レジの導入等を更に促すために補助制度が拡充され、補
助対象の拡大や補助率の引上げが行われました。

概要を確認しておきましょう。

■対象事業主
消費税軽減税率制度(複数税率)への対応が必要となる飲食料
品あるいは新聞を扱う中小企業・小規模事業者等が対象です。
※補助対象外となっていた旅館・ホテル等の一部の事業者につ
いても補助対象として認められるようになりました。

■対象となる措置
補助の対象には、複数税率対応レジの導入等を支援する「A型」
と受発注システムの改修等を支援する「B型」があります。
※レジに加えて複数税率対応の「券売機」も対象となりました。

(1)A-1型:レジ・導入型
複数税率対応機能を有しPOS機能のないレジを導入する場合

(2)A-2型:レジ・改修型
既存のレジを複数税率対応レジに改修する場合

(3)A-3型:モバイルPOSレジシステム
複数税率に対応したレジ機能サービスをタブレット、PC、スマ
ートフォンの汎用端末と付属機器を組み合わせて、レジとして
導入する場合

(4)A-4型:POSレジシステム
複数税率に対応するPOSレジシステムに改修または導入する場


(5)B-1型:受発注システム・指定事業者改修型
システムベンダー等に発注して、受発注システムを改修・入替
する場合

(6)B-2型:受発注システム・自己導入型
事業主自らがパッケージ製品・サービスを購入して受発注シス
テムを改修・入替する場合

■補助金額
(1)A型
レジ等の改修・導入にかかる費用の3/4(3万円未満のレジ
1台のみの場合は4/5)で、レジ、券売機それぞれ1台あた
り上限20万円(商品マスタの設定等が必要な場合はプラス
20万円で上限40万円)、1事業者あたりの上限は200万
円となります。

(2)B型
システムの改修・入替にかかる費用の3/4で、発注システム
の場合は上限1,000万円、受注システムの場合は上限
150万円となります。

■申請方法等
(1)A型およびB-2型は事後申請で、A型については一部メ
   ーカー、販売店等による代理申請も可能です。

(2)B-1型は事前申請で、原則としてシステムベンダー等
   の指定事業者による代理申請扱いとなります。

■申請受付期限等
事業完了期限:平成31年9月30日
申請受付期限:平成31年12月16日
※B-1型については平成31年6月28日までに事前申請を
行う必要があります。

詳細については下記の事務局ホームページでご確認ください。
http://kzt-hojo.jp/

この記事を書いたプロ

石田雄二

会社設立と銀行融資のプロ

石田雄二(石田雄二税理士事務所)

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