コロナ禍のマスクについて・・・
絵本の図書館「かたつむりの家」に通うようになって3ヶ月が過ぎた。じっくりと読書をする時間がなくても、絵本だったら10分もあれば1冊読み終えることができる。
NHKの番組で、詩人としての谷川俊太郎さんについて語られていたので、谷川俊太郎さんの絵本を3冊借りて読んだ。
『あな』・・・一人であなを掘り続ける少年にお母さんや妹や友達が声をかける。何してるの?、どうするの?って。でも、少年には答えられない。なんのために穴を掘っているのかなんて、自分でもわからないのだ。お父さんの声かけは少し違っていた。焦るなよと。ただあなを掘ることを何かしら大切なこととして、お父さんだけはわかっていたようだった。
ただ無心に「あなを掘る」。自分で掘った、ぼくのあな。
堀った土を返して、あなをもとどおりに埋めて、それでおしまい。
それでいいのだ、と語りかけてくれるように感じた。



