ことばにできない
長引くコロナ感染対策で、密を避けるために、研修会や会議にオンラインで参加することにも慣れてきました。遠距離で普段なら会えないような人とも距離を感じずに顔を見て話ができます。交通費がかからず、経費も助かります。とても便利で効率的な道具ですが、ミーティングが終わってパソコンの電源を切ると、いきなり自分の部屋にひとり居る自分・・・ポツンとした静かな時間が流れることには、今でも違和感を感じます。特に研修会のあとは、一緒に参加した仲間と、帰りの電車の中でああだこうだと感想や他愛のないおしゃべりをしながら、帰路につく時間が、とても懐かしく思うのです。場所から場所へと移動する時間、おしゃべりは、私たちにとってどんな意味があるのでしょう。そこになにかちょっとした、香り付けのようなものがあるような気がします。