「教えるわたし」と「教わるわたし」
初秋は音の狂いが出やすい季節
今年も厳しい暑さが続きましたが、ようやく少しずつ季節の移ろいを感じられるようになってきました。真夏の厳しい暑さが和らぐと、ほっとひと息つかれる方も多いと思います。
けれども、ピアノにとっては、この時期こそ気をつけたい変化が起こりやすくなります。
夏の間は、冷房の使用や湿気の多い空気の影響を受けながら、ピアノも少しずつ負担を重ねています。さらに、夏の終わりから初秋にかけては、日中と朝晩の気温差や湿度のゆらぎが大きくなり、音程や弾き心地に変化が出やすくなります。メーカーも「ピアノは温度や湿度の変化によって調律やタッチに影響が出る」と案内しています。
以前のコラムでも紹介しましたが、ピアノは木やフェルトなど、環境の影響を受けやすい素材でできています。そのため、季節の変わり目には、いつの間にか音がずれていたり、音の響きににごりを感じたりすることがあります。移動だけでなく、日々の温度や湿度の変化でも音程は変わるため、定期的な調律が大切です。
一般的には、調律は年に1回から2回ほどがすすめられており、寒暖差や温湿度の変化が比較的少ない春や秋が適しているとされています。
夏を越えたあとの初秋は、ピアノの状態を見直すよい機会です。
少しでも音の違和感がありましたら、早めの調律や点検をお勧めします。
また気になることがございましたら「しみずぴあの工房」へお気軽にご相談してください。
今あらためて考えたいこと
それにしても、今年の夏も非常に厳しい暑さが続きました。
地球温暖化の影響を思わせるような異常気象は、もはや一時的な出来事ではなく、毎年のように私たちの暮らしに影を落としています。日本でも各地で大雨による被害が伝えられました。またネパールでは氷河に関わる災害によって大きな被害が生じました。
こうした現実に触れるたび、気候変動の問題は一国だけの課題ではなく、世界全体で向き合うべき危機であると強く感じます。(湖や海洋の名称変更を議論している場合ではありません!)
世界気象機関も、近年の世界的な高温傾向が続いていると警告しています。
そのような中で、主要国の足並みがそろわない現状には、不安を覚える方も多いのではないでしょうか。だからこそ今、未来の地球を次の世代へ残すために、国や地域の立場を超えて協力し合う姿勢が、これまで以上に求められているように思います。
未来を生きる人たちが、異常気象に脅かされることなく、安心してピアノを楽しめる社会であって欲しいと願います。
[参考]
記録的な地球温暖化は11年連続
Mission in life


