下請け体質から脱却できない中小企業の特徴とは?下請け体質とは社員一人一人に根付いた体質
IoT導入は、中小製造業にとって既存事業の効率化だけでなく、新たな付加価値を
生み出す 新商品・サービスの創出 という大きな可能性を秘めています。
具体的な事例を3つ挙げ、それぞれがどのような課題を解決し、どのような付加価
値を生み出しているのか説明します。
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(IOTシステムを自社で構築したいと考えている企業様)
1. 飯山精器株式会社(長野県中野市)
工作機械の稼働状況を可視化し、効率的な運用管理を行う方法がなかったため、解
決策として工作機械の3色灯の光をセンサーで読み取り、稼働状況を可視化するIoT
システムを独自開発し、商品化しました。
このシステムは設備の稼働時間、停止時間、稼働率などをリアルタイムで把握でき
異常が発生した場合、迅速に通知し、対応できます。
このため稼働状況を分析することで、生産計画の精度向上に役立つと同時に、人手
に頼っていた稼働状況の確認作業を自動化できるようになりました。
2. Apex株式会社(東京都八王子市)
今まで、後付け部品の3Dデータ制作から試作品製作までを一貫して提供できるサー
ビスがなく、顧客は複数の業者に依頼する必要がありました。
そこで、 後付け部品の3Dデータ制作から試作品製作までをトータルに提供する新
サービスを開発しました。
このことにより、顧客は一括でサービスを受けられるため、手間と時間を削減でき
3Dデータと試作品製作を連携させることで、試作品製作時間を短縮できます。
また、3Dデータを利用することで、設計精度の向上に役立ちます。更に、従来の顧
客だけでなく、3Dデータ作成や試作品製作を必要とする新たな顧客層への展開が期
待できます。
3. 株式会社ヒバラコーポレーション(茨城県那珂郡東海村)
従来より、塗装工程の改善と、顧客への工程進捗状況の共有が困難でした。
そこで、塗装工程の改善と、顧客への工程進捗状況の共有を可能とする生産管理シス
テムを開発し、外部販売しています。
このことにより、工程の進捗状況をリアルタイムで把握することで、工程管理を効率
化できます。顧客は工程進捗状況を常に確認できるため、安心感が高まります。更に、
関係者間で情報を共有することで、コミュニケーションを円滑化できます。
このように開発した生産管理システムを外部販売することで、新たな収益源となります。
これらの事例のように、IoT導入は、中小製造業にとって新たなビジネスチャンスを生
み出すための有効な手段となります。
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