【太田市の未来を創る】初開催「おおた企業交流会2026」への期待と、変化の時代に経営者が行動を起こすべき理由
パイプが繋ぐご縁を大切に。新卒入社してから株式会社MATSUMURAの4代目社長を務めています古川です。
製造業の経営や安全管理に携わっていると、「安全パトロールをやっているのに、なかなか現場に響かない」という悩みを耳にします。
先日10月15日、当社でも安全衛生グループによる現場の安全パトロールを行いました。
その経験から、パトロールを「やって終わり」にしないために大切だと感じたことをお伝えします。
5Sの積み重ねは、確実に現場を変える
パトロールで歩いてまず感じたのは、現場の綺麗さが、ひと昔前とは段違いだということです。
日頃から社員の皆さんが5Sに取り組んでくれた成果です。
整理整頓は地味な活動ですが、続けるほど、安全・品質・効率のすべての土台になっていきます。
それでも「終わりがない」から、厳しい目で見る
とはいえ、改善にも安全にも終わりはありません。
綺麗になったからこそ、この日はあえて厳しい目でパトロールしました。
気になったのは、エア漏れです。
ごく微少なものが何か所か見つかりました。
小さな漏れでも、放置すればエネルギーのムダになりますし、設備の不調に気づくのが遅れる原因にもなります。
早急に対応します。
綺麗な現場ほど、小さな異常が目に入りやすくなります。
5Sには、異常に気づける現場をつくるという大きな効果もあるのだと、改めて実感しました。
パトロールが現場との「壁」になってしまうとき
ここからが、今回いちばんお伝えしたいことです。
安全パトロールは、やり方を間違えると現場との間に壁をつくってしまいます。
たとえば、指摘箇所をバシバシ撮影して、まるでさらし者のように共有する。
これでは現場は萎縮し、「見つからないようにしよう」という空気が生まれます。
小さな不具合や、ヒヤリとした経験が報告されなくなるのが、いちばん怖いところです。
大切なのは、みんなで一緒に改善する姿勢です。
これは品質問題への向き合い方と同じで、犯人捜しではありません。
「誰が悪いのか」ではなく、「なぜ起きたのか」「どうすれば防げるのか」を現場と一緒に考える。
そうすることで、現場から自然に声が上がる職場になっていきます。
この考え方は、健康経営にもつながる
実は、こうした考え方は健康経営エキスパートアドバイザーの試験にも出てきます(笑)。
働く人が安心して声を上げられる職場づくりは、安全にも、心と体の健康にもつながる、ということです。
当社には、代表を含め6人の健康経営アドバイザーがいます。
製造業としては珍しいと言われますが、安全も健康も、土台は「安心して話せる関係」だと考えています。
まとめ
・5Sの積み重ねは、小さな異常に気づける現場をつくる
・改善にも安全にも終わりはないので、厳しい目で確認する
・指摘は「さらし者」ではなく「みんなで改善」のために行う
・品質問題と同じく、犯人捜しはしない
安全パトロールの目的は、欠点を見つけることではなく、現場と一緒により良い職場をつくることです。
これからも現場の皆さんと同じ目線で、安全な職場づくりに取り組んでまいります。


