2センチ四方に宿る職人技――地元の絆で進める「こどもシゴト博」へのマイルストーン
パイプが繋ぐご縁を大切に。新卒入社してから株式会社MATSUMURAの4代目社長を務めています古川です。
先日、上毛新聞に「太田女子高」の文字を見つけました。
私たちが探究授業でご一緒している学校です。
読み進めると、知り合いの経営者のお名前がありました。
今回は、高校生と企業が協働することの意義について、この記事をきっかけに考えたことをお話しします。
■ 中之条駅の冬を、高校生のARで彩る
記事によると、JR中之条駅の冬を彩るイルミネーションで、太田女子高の生徒さんたちがIT企業と連携し、AR(拡張現実)を使ったコンテンツづくりに取り組んでいます。
イルミネーションは11月から2カ月間の開催予定です。
生徒さんたちに技術を教えているのが、クレー株式会社の代表、塩田さんです。
塩田さんは8月の赤城山らんたん祭りで、私が開いたスラックライン体験に参加してくださった方でした。
その時に中之条のイルミネーションの話を伺っていたので、太田女子高との取り組みだったと知って驚きました。
■ 「作ったものを見てもらうことが第一歩」
記事の中で、塩田さんは生徒さんたちに次のように語りかけていました。
「作ったものを見てもらうことがクリエーターの第一歩。それを楽しんでほしい」
この言葉は、ものづくりの世界にもそのまま当てはまります。
私たちのようなパイプ加工の現場でも、図面から形にした製品が、誰かの手に届いて使われることで仕事が完成します。
また、参加した生徒さんは「学んだことが地域のために生かせる」と話していました。
学びが地域の役に立つという実感は、高校生にとって大きな経験になるはずです。
■ 分野は違っても、目指すものは同じ
私たちMATSUMURAも、太田女子高の生徒さんたちと探究授業に取り組んでいます。
テーマは「若い世代に製造業への興味を持ってもらうにはどうすればいいか」です。
生徒さんたちと数か月かけて、一緒に考えています。
ITと製造業で分野は違いますが、次の点は共通していると感じました。
・高校生に、本物の現場や技術に触れてもらうこと
・学んだことが、地域のために役立つと実感してもらうこと
・企業も、若い世代の視点から新しい気づきをもらうこと
高校生への教育の場であると同時に、企業にとっても学びの場だと、私は考えています。
■ ご縁は、思わぬところで繋がる
スラックライン体験でお会いした方と、別々の場所で同じ学校の生徒さんたちに関わっていた。
今回の出来事を通して、地域で誠実に活動を続けていると、ご縁は思わぬところで繋がるのだと実感しました。
これからも、地域の高校生や企業のみなさんとの出会いを大切にしていきます。
中之条駅のイルミネーションも、生徒さんたちのアイデアがどんな景色になるのか、今から楽しみです。


