峠ステッカー集め、気づけば10年
「パイプが繋ぐご縁を大切に。新卒入社してから株式会社MATSUMURAの4代目社長を務めています古川です。」
夏季休業中、思い立って青森まで「ふらっと」ドライブに行ってきました。
目的地も決めず、ただ北へ。
気づけば総走行距離は2200キロ、本州最北端のあたりまでぐるりと回ってくる、なんとも無計画な旅になりました。
こういう旅をすると、決まって思うことがあります。
それは「予定通りにいかないことの豊かさ」です。
道中、いろいろな道路を走りました。
「あすなろライン」「むつはまなすライン」「コメ・米ロード」――土地ごとに個性豊かな名前がついていて、その土地の人たちがどんな思いでその道を呼んでいるのかを想像するだけで楽しくなります。
効率だけを考えればカーナビの示す最短ルートを走ればいい。
けれど、寄り道した先でしか出会えない景色や言葉が、旅にはたくさんありました。


これは、仕事にも通じるところがあると感じています。
私は常々、「仕事は教え伝えるもの」だと考えています。
かつて製造の現場を預かっていた頃は、工場見学のたびに自分がすべて説明しながら案内していました。
今は立場が変わり、できるだけ口を出さないよう気をつけています。
最短ルートを教えるのは簡単です。
でも、自分の足で寄り道し、遠回りしながら覚えたことのほうが、結局は身につく。
道路のネーミングひとつ、地元の人しか知らない意味が込められているように、現場にも、教科書には載っていない"その土地の言葉"があるのだと思います。
弘前市が群馬県太田市の友好都市だと知ったのも、今回の旅がきっかけでした。
知っているようで知らなかったご縁が、思いがけないところに眠っている。
ビジネスも人との出会いも、案外そういうものかもしれません。
今回は時間が足りず、駆け足の旅になってしまいました。
次はもう少しゆっくり、寄り道を楽しみながら伺いたいと思っています。
会社でも旅でも、遠回りを恐れず、その土地(現場)でしか出会えないものを大切にしていきたい――そんなことを考えた夏の一日でした。


