折れない心の作り方。経営現場で見つけた「疲れない生き方」の習慣
「もし神様が『一生でこの1台しか車をあげない』と言ったら、君はどうする?」
これは、世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏が若者に贈った有名な寓話です。
「きっと説明書を何度も読み込み、ガレージに保管し、オイル交換も欠かさず、小さな傷ひとつ見逃さずに大切に手入れするだろう。
私たちの『身体』と『心』も、まったく同じなんだ。
人生で与えられる身体と心は、たったひとつしかない。50歳、60歳になってから手入れを始めても手遅れになる」
先日SNSで久しぶりにこの言葉を目にし、健康経営に携わるプロとして、そして一人の人間として、改めて深く納得させられました。
日々の仕事や生活に追われていると、私たちはつい自分自身の身体や心を「動いて当たり前」のものとして扱いがちです。
しかし、どれほど高性能な名車であっても、定期的なメンテナンスやオイル交換を怠れば、いつか必ず動かなくなってしまいます。
人生という長いドライブを最後まで自分らしく走り抜くために。私たちが今すぐ意識すべき「心身の手入れ」のポイントは3つあります。
1.「異音」を無視しない
小さな立ちくらみや慢性的な肩こり、なんとなく続く気分の落ち込みは、車でいう「エンジンの異音」です。「まだ走れるから」と放置せず、早めの休養や受診という点検を行いましょう。
2.日々のオイル交換を怠らない
毎日の質の良い睡眠、バランスの良い食事、適度な運動。これらは特別で高価なパーツではなく、車を滑らかに動かし続けるための「日常のオイル」です。
3.自分という「唯一の相棒」を愛おしむ
他人の車(他人の人生)とスピードや見た目を比べる必要はありません。自分というたったひとつの乗物を慈しみ、長く大切に乗る意識を持つことが、人生の質を高める第一歩です。
会社という組織も同様で、働く一人ひとりが自分の「乗物」を元気に走らせることができる環境づくりこそが、健康経営の本質だと私は考えています。
あなたを人生の目的地まで連れて行ってくれる唯一無二の相棒——それが、あなたの身体と心です。
今日からできる小さなメンテナンスとして、今夜はいつもより15分早くお風呂に入り、体を労わってみませんか? その小さな手入れの積み重ねが、5年後、10年後のあなたを、より遠く輝かしい場所へと連れて行ってくれるはずです。


