1000人以上のおやつ講師養成に携わる傍ら、企業のレシピ開発やフードスタイリングにも注力（1/3）

講師養成講座や起業スクールのほか料理教室を開講。企業に向けたサービスも拡充

　「食を通じて、楽しくおいしい毎日をかなえると共に、自分らしい生き方を実現するお手伝いをいたします」と語るのは、岐阜県可児郡に拠点を構える「ナチュエット」代表の西之園真弓さん。

　「かんたんおやつマイスター協会」を設立し、手軽に作れ、人に喜ばれるワンランク上のおやつ作りをレクチャーしています。認定資格も用意し、これまで1000人以上のおやつ講師を送り出してきました。
　さらに、教室を開業するためのノウハウが一から学べる起業スクールも開校。集客に不可欠なSNSでの情報発信や、ユーザーの心をつかむ盛り付け方や写真の撮り方を伝授しています。

　菜食に特化したビーガン料理のほか、無塩食やスパイスカレーなどの料理教室も展開し、告知後、即日で満席になるほどの人気ぶりとのこと。2023年からは料理講師養成講座も開講するなど、活動は多岐にわたります。

　「現在、力を入れているのが企業さまに向けたサービスです。『商品PRのため、食器や料理を使って食のシーンをコーディネートしてほしい』『自社の調味料を使ったオリジナルレシピを考えてほしい』『公式LINEやInstagramによる集客方法が知りたい』といった依頼に応じています」

　過去には、愛知県春日井市の「あい農パーク春日井」のカフェメニューを考案したり、おやつ作りのワークショップを開催したり、鍋や器を扱う企業のフードスタイリングなどを手掛けました。
　「弊社のキッチンスタジオを貸し切って、レシピ開発や撮影会をすることも可能です。ブランド価値や認知度を上げるため、SNSを使ったマーケティング戦略もお任せください」

＜次ページへ続く＞

【次ページ】子どものために作り始めたおやつが教室開講のきっかけに。料理家として独立の道へ

次のページへ