クルマのホイール裏を洗う方法
こんにちは 岐阜市の自動車キズ・へこみ・板金修理専門工場
青いカンバンが特徴的なフルタ自動車鈑金(古田板金) 古田昌也 です。
冬の時期も近くなってきました。車に乗って雪国に行きたいけど怖い方やスノボー、スキーに車で行きたいけどスタッドレスだけでは心配な方にタイヤチェーンの装着方法をご紹介します。万が一、急に雪が降ってきても、タイヤチェーンさえ持っていれば安心です。チェーンは、氷雪路ドライブの備えに欠かせない道具のひとつとして、 その威力は、まさにタイヤに戦車のキャタピラーを装着しているようなものと考えたらよく分かります。
これからの冬対策必需用品として、イザに備えてタイヤチェーンは準備しておきたいものです。チェーンは取付けが大変というのは昔の話!最近のチェーンは取付けも簡単なので緊急時にも安心です。ぜひご覧になってください。
チェーンを取り付けるタイヤを確認する
FFならば前輪、FRならば後輪です。FFか、FRか、わからない場合は、車屋さんや、ガソリンスタンドで確認しておきましょう。4WDでは、どこに取り付けるか、取り扱い説明書に書いてありますので確認して下さい。ここでは、前輪に取り付ける方法について紹介します。ハンドルを切る事以外は、FRでも同様の手順です。
1) まずチェーンには裏・表があることを確認
縦と横のチェーンを接続している側、いわゆるチェーンのコマの折り返しがある側が路面に接地するようにします。間違えるとパンクを招くこともあるので注意が必要です。
2) また、チェーンの外側・内側も注意
はしご型等の場合、多くはタイヤ外側にあたるチェーンのジョイントにはS字フックが、タイヤ内側にあたるチェーンのジョイントには単純なフックが使われています。チェーンの外側にS字フックがくるように注意します。
3) クルマの前後
前輪駆動車なら前、後輪駆動車なら後ろに、チェーンをタイヤ幅に合わせて、きれいに伸ばし広げます。
4) 広げたチェーンの上に
タイヤがまっすぐに乗るように、クルマを移動させます。
5) チェーンの両端を内側
タイヤ裏側、外側(タイヤ表側の順にフックをかけて止めます。この時、できるだけチェーンを引っ張りながら、全体が均一に張られるようにしましょう。外側のS字フックは、たるみの少ない位置に引っかけます。S字形のプレートをチェーンにかけ、折り返しながら、切り欠きのついたチェーンにかけて、完全にロックしておきます。このチェックは決して怠らないようにしてください。
6) チェーンのたるみ防止用の付属
たるんだチェーンをビシッと張るような感じで、均一に締めるように張っていくのがコツです。
7) 余ったチェーンはそのままにしない
付属のパーツや針金でチェーンに縛っておきます。これを怠ると、タイヤハウスが傷ついてしまうことがあります。以上で完了です。実際に走行するときは、走り出してしばらくしてから、チェーンの張り具合などを再確認しましょう。不具合がないようなら、OKです。
チェーンは、購入したらぜひ予行演習してください。装着練習することで、実際の場面での装着時間は驚くほど短くなります。冷たく寒い雪の中でのチェーン装着はできるだけ手短に済ませたいものです。予行演習しておけばサイズ違いやチェーンの劣化などの不具合も事前にわかるはずです。
注 ここでは、標準的なチェーン装着を紹介しました。他の方法として、同じはしご型チェーンでも、前輪駆動車ではタイヤをハンドル一杯にきった状態にして、チェーンをタイヤの上にかぶせて装着していく方法があります。また、人によっては、ジャッキアップしてしまった方が早いというドライバーもいるでしょう。要は、予行演習をして、その人にあった装着方法をマスターすることです。
雪が降り始めて慌てて量販店に買いに行っても全ての人が同じ事を考えると思います。今から事前の準備をした方が良いと思います。また、雪での作業になりますから長めの手袋や長靴・懐中電灯等も準備しておくと心強いです。タイヤチェーンにはタイヤと同じ決められたサイズがあります。ご確認くださいね。