自動車のリコールと改善対策・サービスキャンペーンの違い
こんにちは 岐阜市の自動車キズ・へこみ・板金修理専門工場
青いカンバンが特徴的なフルタ自動車鈑金(古田板金) 古田昌也 です。
中古車は新車と違い、年式や走行距離、グレード、車種の人気度によって大きく相場が異なります。色によっても価格が大きく変わることが珍しくない中古車ですが、良い車を買うためのポイントをご紹介します。
そもそも、「安い中古車」とはどのような中古車でしょうか?中古車はそのクルマの程度や、車種・グレードなどによる人気の偏りにより価格が決まります。中古車の程度の良し悪しは走行距離や年式などの「指標」によって決まりますが、走行距離が多い、または年式が低い中古車が必ずしも程度が悪いとも限りません。
走行距離が長くても、年式が低くても程度が良い中古車は存在しますし、人気のない車種・グレードであってもあなたの希望するような中古車は存在する可能性は高いのです。世の中の一般的な指標での「人気」とは違う魅力をもった中古車こそ、あなたが「安い」と感じる中古車になります。
中古車を購入するために注目するべきポイントは、まずは「年式」です。
基本的に中古車は、年式の古いものほど安くなります。 「年式の古いものはキズも汚れも多いだろうし、走行距離も多いから」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれが安くなる理由ではありません。実の理由は、モデルチェンジの内容です。モデルチェンジでは車の燃費が向上してエコカー減税の対象となったり、エンジンのパワーが上がったり、その他の機能・装備にも変化が見られることがあります。
次に注目したいポイントは「ボディカラー」についてです。
実は日本では基本的にモノトーンカラーの車の人気が高く、高級セダンやミニバンなどではモノトーンカラーの中古車は値が張ってしまうという事実があります。つまり人気のないボディ色の中古車は安く買うことができるというわけです。人気の高い色かそうでないかで50万円以上の差がつくこともありますので注意しましょう。車種によっては人気のカラーが異なることもありますが、ボディカラーで価格が変わってしまうことは大いにありますので外せないチェックポイントです。
中古車はメーカーオプションの装備を後から付けにくいというデメリットがあります。
このため本革シートや純正カーナビ、サンルーフなどが付いているものは価格が高くなりがちです。これらの装備が備わっているかいないかで、数十万の差がつくことも珍しくありません。「どうしても全て揃っていないと納得できない」というわけでないのであれば、装備のことは後回しに、カーナビなどは年々進化していますので後で別途購入した方が安く済むということも少なくありません。グレードも、新車の場合は排気量の大きなものほど価格が上がりますが、中古車の相場はその通りではありません。
燃費は新車購入の場合でも注目されるポイントです。
節約志向の高まりによって最近はハイブリッドカーなどの低燃費車が人気を博しています。中古車市場でも低燃費車は価格が高くなりがちで、そうでない車と比べるとそれなりに価格差があります。購入後の維持費を考慮すると、購入時は低燃費車の方が高くついても結局はガソリン代などで低燃費車以外の車の方が高くつくのではないか、と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし実質的には、ガソリン代を入れても低燃費車の購入費+維持費よりもお得な車はたくさんあります。その点を考慮して、できるだけトータルコストを低く抑えることが可能な車を選択することも重要です。
中古車は、走行距離が多いほど価格が安くなります。
買取店で価格差が現れやすいポイントは5万kmを超えているかどうか。当然、後の店頭販売価格にもこれは反映されます。しかし5万kmを超えている車が必ずしも程度の悪いものであるとは言いきれません。これは前のオーナーが定期的な点検整備を行っていたか、ほとんどメンテナンスを行なわずに長距離を走り続けたかなど、どの程度その車が大切に管理されていたかにもよります。
つまり走行距離が5万kmを超えている車でも、もっと走行距離の少ない車より程度の良い場合があるということです。10万kmを超えると更に安く買うことが可能ですが、それでも程度の良い車を見つけることは可能です。車の技術は日々進歩しており、走行距離が多くても程度の良い車はたくさんあります。走行距離だけで判断するのではなく、むしろそれまでの車の扱われ方によって程度が変わるということを念頭に置いたほうが、程度の良い車を入手できる可能性が高くなります。
これから車を購入される方に、少しでもお役に立てればと思います。ご参考にお考えくださいね。