「ちょっと待って。」と感情にお願いする?
仕事を始めようととすると、
「責任をもってやり抜こう」と思うと同時に「まだ時間があり、やる気も今一だから、仕事は後にしよう。」と思います。
矛盾した2つの思いが浮かび上がりますが、これは、仕事だけに限ったことではありません。
これは、心がバランスを取ろうとしているために起きることです。
実際には、どちらか一方を選択して行動することになりますが、この選択できるからバランスを取ることができるのです。
一方だけに偏っていると選択肢がないためにストレスが溜まってしまいます。
真面目で誠実な自分がいます。同時に怠け者でズル賢い自分もいます。
どちらを選択することが多いかというだけで、誰の中にも矛盾する両者が存在します。
「私は〜だ。」と決めつけないで、いつも選択肢をもっているとうまくバランスを取ることができます。
一方に偏っていないか、自分を見つめる機会を設けるだけでも、今までとは違う自分を引き出すことができます。
行動を変えるチャンスは、自分の中にあります。
偏りが、ストレスやトラブルを生む要因になる事があります。その意味では、バランスを取ることはストレスやトラブルを回避することにも繋がります。
バランスを取り、柔軟に対応する事ができるかは、自分次第です。
責任転嫁して、逃げていれば、必ずそのツケが回ってきます。
何故ならば、
矛盾する両者がいるのが、自然な姿であるにもかかわらず、一方だけを生かそうとするのは不自然で、自然に逆らった生き方をすることになるからです。
「自分が正しい。」と思うのも同じです。
「自分が正しくない事もあるかもしれない。」と、考えるだけで対立意見を受け入れることができます。
「揃う事が当たり前。」と考える事も同じです。
「揃わない事もあるかもしれない。」と、考えるだけで、異質を受け入れることができます。
このように矛盾を上手く扱うことでバランスを取ることができます。