習慣化の難しさ

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 2022年7月から続けてきたコラムが、6月ごろから次第に続かなくなってきました。
 
続けると決めた自分を探って見ると、
・リーダーの質を磨くためには必要だと信じている自分がいました。
・続ける事は、自分の意志の強さを表していると決めた自分がいました。
・必ず成果が上がると考えている自分がいました。
・信じて続けてみようと思っている自分がいました。
・自分一人の力で乗り越える力があると信じている自分がいました。
・この取り組みは、正しいと信じている自分がいました。
・何があっても優先しようと決めた自分がいました。

 「3年は続けないと習慣にはならない。」ということは聞いていましたが、これまで順調に進めてくる事ができたのは、これらの自分に支えられていたからです。

 これらは、自分の思い込みであり、その思い込みの強さがあったので2年近く続けられたのだろうと思いました。

 その思い込みの一角が崩れ始めたため、続けられなくなってきたように思います。

・成果がなかなか現れない
・自分を疑う自分が現れた
・他者の力を借りないとやはり無理かもしれないと不安が現れた
 
 続かない理由を作り出して続けられない自分を正当化しているようにも思います。

 もっと深いところでは、時代に合ったリーダーにはなれないのではないかという自分自身のあり方に疑問を持ち始めたからかもしれません。
 
・別に私でなくてもいい。
・苦しまず、もっと楽に生きてもいい。
・限界を知ることも大事だ。
・使命ではないかもしれない。

自問自答していると服を一枚一枚剥がされていくような感じがします。

 続けても続けなくてもどちらでもいい気持ちになってきました。

 手放せない醜いエゴが、自分を苦しめているのかもしれません。

時間はかかりましたが、「習慣化」を通して、自分のあり方を見つめ事ができました。

 習慣化と自分のあり方を結びつけられる・・・それ自体、価値ある存在だと気づきました。
 

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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