子育ては誰が?
いよいよ夏休みが始まります。
子どもたちにとって、日常的生活では体験できなかったことが体験できる楽しみの多い期間になります。
一方で、これまで培ってきた習慣が、一気に崩れる危険性をはらんでいる時期でもあります。
「夏休みだから」・・・この言葉が、生活の乱れを作る恐れがあります。
「夏休みでも」・・・・この言葉が、習慣継続に役立ちます。
生活リズムが一旦崩れると、元に戻すためにかなりの時間を要します。
夏休み明けの「登校しぶり」も日常生活への戻しにくさから生まれると言っても過言ではありません。
子どもたちにどんな夏休みを過ごさせたいのか、子どもと相談しながら決めることになりますが、
「この習慣だけは、譲らない。」という意思を示すよい機会にもなります。
その1つに、「早寝早起き」があります。
登校するために、早寝早起きを心がけていたのであれば、その習慣は、崩したくありません。
3日続くと習慣は崩れてしまいます。(経験的に)
(夏休み初めから朝寝坊を3日続ければ、早寝早起きの習慣は消えてしまいます。)
そして、一旦崩れた早寝早起きを取り戻すには、1〜2週間程かかります。
(経験的に)
夏休み後半をうまく活用して、学校生活が始まるまでに、早寝早起きの習慣を取り戻せば、登校に苦労せずに済みます。
ここで大事なことは、「身につけた習慣は夏休みでも続ける」ことになります。
「これだけは譲らない」内容は何か?
・どんな学習習慣を身につけているのでしょう?
・どんな生活習慣を身につけているのでしょう?
・家族関係でどんな習慣を身につけているのでしょう?(仕事、手伝い)
今は、家庭生活を振り返り、どんな習慣が身についているのかを確認する機会になります。夏休みに入る前に整理しておくとよいでしょう。
習慣は、個々がもっている能力を引き出すために重要な役割を担っています。(行動習慣だけでなく、思考習慣も含みます。)
身につけたよい習慣は続けたいものです。