一緒に生きること
朝イチで、「子どものいない人生」が放映されました。
私は、子どもがいる人生と子どもがいない人生との違いは、子孫が途絶えないか、途絶えてしまうかの違いがあるように思います。
他の動植物と同様に、子孫が途絶えないように続く事が、自然な形だろうと思います。
ただ、人間には意思があり、その流れを受け入れるか、受け入れないか、選択する事ができます。
ここに人間らしさがあると思います。
結婚した二人が作り上げる人生は、二人が一番幸せな形で過ごすことを目指して、互いに支え合い、補い合いながら日々の生活を築いています。
ただ、最後まで一緒にいられるかと言えば、そうではありません。必ず一人になってしまいます。
これは、子どもがいるいないに関わらず、誰にとっても同じです。
最後は自分しかありません。
その自分もやがて死を迎えて、身体は滅んでなくなってしまいます。
でも、魂は、生き続けています。
このことを考えると、生きている自分が、何を残して死んでいくのかが、とても重要な気がします。
夫婦二人で築き上げた人生の中で、自身が何を大事にして生きていこうとしているのか、何を残そうとしているのか・・・ここに魂が現れているように思います。
子どもがいれば、関わりが強い分、魂が引き継がれていく可能性が、高くなります。
子どもがいなくても、魂が魅力的であれば、必ず引き継いでくれる人が表れます。
そして、そのためには、日々自分を磨きながら、精一杯今を生きる事が、魅力的な魂に育てることになるのだろうと思います。
パートナーは、自分を磨くための一番の理解者であり、支えでもあると思います。
まるで夫婦は、互いに尊重しながら、共に生活をし、互いを磨き合う同志のようなものだと思います。
夫婦であれば、日々の生活の中で、主義主張の違いからぶつかることもあります。
それは、互いを理解し、尊重し合うための機会であり、自分を磨く機会でもあります。
それなのに、自分が正しいと相手を否定していると、この大事な自分を磨く機会を失ってしまいます。
(言い換えると、自分が大事にしている価値観に気づかせてくれる機会を与えてくれたパートナーに感謝できる機会です。)
この意味から考えると、お互いに一緒に生きている事が幸せだと思える時間をどれだけ作れるかが、重要だと思います。
(ぶつかる機会も、考え方一つで、幸せな時間にすることも、不幸な時間にすることもできます。)
番組を観ながら、夫婦の在り方を見つめ直す機会を得ました。