利他心は未来への投資

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 少子高齢者が進み、地域での支え合いが、益々必要になっているにも関わらず、自治会員や老人クラブ、子ども会の会員数の減少傾向が、続いています。
 どの団体においても、「今をどうするか」に焦点が当たり、「未来に投資する」という考え方が弱いように感じます。

 これは、利己心と利他心との関係によく似ているように思います。

 未来への投資は、「自分のために」というよりは、「他人のために」という部分が強くなります。
 
 「今をどうするか」は、自分に直接かかわる事が多く、自分のためにする事が多くなります。

 本来、私たちには、両方とも備わっているのですが、どちらかというと今の時代は、「自分のために」が強調されている時代のように思います。

 ボランティア活動が盛んになってはいるものの、特別な活動ではなく、日々の生活の中にも、「利他心」を働かせる場面はいくらでもあります。

 焦点の当て方一つで、「利他心」になります。

 互いに気持ちよく生活するための生き方は、「相手のため」になる事があります。

 ・順番を守る
 ・決まりを守る
 ・礼儀を尽くす
 ・感謝の気持ちを伝える
 ・思いやりのある言葉をかける
 ・ゴミを拾う
 ・募金する

 よく「自分にしてもらいたい事を他人にしなさい。」「自分がされたら嫌なことは、他人にしないでおこう。」などと言われますが、まさにこれらの行動は、「利他心」があるからこそできることだと思います。

 「他人のため」に行動した後に感じる、気持ちよさや充実感、満足感などが、「利他心」を育む原動力になるように思います。

 よく、自らゴミ拾いをする人は、ゴミを捨てないと言われます。

 まずは、行動が必要かと思います。

 すでにしていることも多いと思います。

 自分にできることを増やすことが、「利他心」を高める事につながります。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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