舞い込む仕事
子育てで一番大切なことは、育てる側の姿勢です。場当たり的な対応をしていると、何を大事にすればよいのかがわからず、子どもは、場当たり的になり、感情的になりやすなってしまいます。
軸をしっかりと持ちながら、柔軟に対応する事が大事です。軸がなくて柔軟に対応しているのが、まさに場当たり的な対応と言ってよいでしょう。
軸をしっかり作れば、場当たり的ではなくなると言う事になります。
それでは、軸を作るにはどのようにすればよいのでしょう?
子育てに悩みを抱える方からメールでの報告を毎日受けています。
「毎日報告する」と言う形を取っていると言った方がよいかもしれません。
実際には、毎日続かず、2日空いてしまう方もいます。次第にメールが送れなくなり、何か特別な事が起きた時に報告すると言う方もいます。
「毎日報告する」・・・これは、かなり辛い事です。
何かしらの刺激をもらっても、続ける事が難しくやめたくなります。
これは、ダイエットなどに挑戦しているのと、全く同じです。
報告し続ける事は、意思を鍛えることになります。
ダイエットのように効果が目に見えるわけではないので、なかなかハードルが高くなります。
ただ、報告したことへのコメントをもらう事で、少しずつ見方考え方が、変わっていきます。
この事が、長い目で見ると、効果が発揮される事になります。
不登校ぎみのお子さんへの対応に困っているお母さんに、お子さんへの言葉かけを毎日報告していただくようにお願いしています。
昨日も、毎日報告する中で、自分の言葉掛けの問題に気づき、新たな言葉かけに挑戦していたところ、お子さんの反応も変わり、久しぶりに途中登校ができたと報告を受けました。
言葉が変われば、習慣が変わります。
習慣が変われば、意識が変わります。
意識が変われば、存在が変わります。
目に見えないからこそ、深いところで変化しているのだろうと思います。
この「毎日報告」の目安は、3ヶ月です。
そして、決して自分を責める事なく、「続けられる自分作りに挑戦している」と考えて取り組みます。
(「続けられない自分はダメだ。」は、禁物。「辛くても歩み続ける素敵な自分」です。)
時代の変化に振り回されず、自分軸をしっかり作ることが、今の時代を生き抜く力になると思います。これは、子育てに限った事ではないと思います。