自分の中の神秘さ
問題が起き不安になると、食事をしていても、入浴していても、問題が気掛かりになるため、不安が湧き上がり、サクサクと事が進まなくなる事があります。
不安を抱えると不安が解消されるまで、不安を抱え続けます。
同様な例として、
悩みを抱えると悩みが解決するまで悩み続ける。
辛さを抱えると辛さが癒えるまで辛さを抱え続ける
したいことを満足するまでし続ける。
面白いと思ったら、飽きるまで面白い気持ちを持ち続ける
悔しいと思ったら、悔しさが晴れるまで、悔しさを持ち続ける。
怒りを感じたら、怒りが収まるまで、怒り続ける。
時間と共に次第に静まっていくのですが、刺激を受けると助長される事があります。
これらは全て感情のコントロールがうまくできない事が原因になります。
自分の意思で切り替える事ができないために、時間をかけて収めていく事になります。
「落ち着くまで、そっとしてあげよう。」
「今は無理だから、ちょっと場を変えよう。」
「視点を変えてみたらどう?」
などと第三者が言葉をかける事で、切り替えが早くなる事があります。
これを自力でする事が、感情のコントロールになります。
例えば、怒っている時に「今、私は怒っている。」と自覚できれば変える事ができますが、ほとんどの場合、感情任せになって怒ってしまいます。
怒った後に、「怒ってしまった。」と気づく事になります。
刺激に反応するのが当たり前で、感情が湧き上がる事を抑えることではありません。
感情の起伏が激しいとコントロールは難しくなります。
ある程度収まった時ならば、感情のコントロールが、可能になります。
感情をコントロールするためには、
1 自分の感情の起伏の大きさをつかむ (レベル1〜レベル10を作る)
2 感情の種類を特定する(怒り、苦しみ、楽しみ、気持ちよさなど)
3 コントロールする方法を知る(場を変える、視点を変える、見方を変える、感情を物に変える、昇華する、など)
が必要です。
時間任せにしていると、感情の思う壺に動かされます。
意図的に気持ちを切り替える事を繰り返す事で、感情のコントロールがしやすくなります。そして、その分、意思が強くなります。
・感情が湧き上がるのは当たり前
・コントロールできる感情のレベルを知れば、コントロールできます。
・コントロールの仕方は、一つではありません。収まるまで待つのではありません。意思を使います。
感情をコントロールするには、こんな考え方が必要です。