感情をコントロールする?

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 問題が起き不安になると、食事をしていても、入浴していても、問題が気掛かりになるため、不安が湧き上がり、サクサクと事が進まなくなる事があります。
 不安を抱えると不安が解消されるまで、不安を抱え続けます。

同様な例として、
 悩みを抱えると悩みが解決するまで悩み続ける。
 辛さを抱えると辛さが癒えるまで辛さを抱え続ける
 したいことを満足するまでし続ける。
 面白いと思ったら、飽きるまで面白い気持ちを持ち続ける
 悔しいと思ったら、悔しさが晴れるまで、悔しさを持ち続ける。
 怒りを感じたら、怒りが収まるまで、怒り続ける。

時間と共に次第に静まっていくのですが、刺激を受けると助長される事があります。

 これらは全て感情のコントロールがうまくできない事が原因になります。
自分の意思で切り替える事ができないために、時間をかけて収めていく事になります。
 
 「落ち着くまで、そっとしてあげよう。」
「今は無理だから、ちょっと場を変えよう。」
 「視点を変えてみたらどう?」

などと第三者が言葉をかける事で、切り替えが早くなる事があります。

これを自力でする事が、感情のコントロールになります。

 例えば、怒っている時に「今、私は怒っている。」と自覚できれば変える事ができますが、ほとんどの場合、感情任せになって怒ってしまいます。
怒った後に、「怒ってしまった。」と気づく事になります。

 刺激に反応するのが当たり前で、感情が湧き上がる事を抑えることではありません。
 感情の起伏が激しいとコントロールは難しくなります。
ある程度収まった時ならば、感情のコントロールが、可能になります。

 感情をコントロールするためには、

1 自分の感情の起伏の大きさをつかむ (レベル1〜レベル10を作る)
2 感情の種類を特定する(怒り、苦しみ、楽しみ、気持ちよさなど)
3 コントロールする方法を知る(場を変える、視点を変える、見方を変える、感情を物に変える、昇華する、など)

が必要です。

 時間任せにしていると、感情の思う壺に動かされます。
意図的に気持ちを切り替える事を繰り返す事で、感情のコントロールがしやすくなります。そして、その分、意思が強くなります。

・感情が湧き上がるのは当たり前
・コントロールできる感情のレベルを知れば、コントロールできます。
・コントロールの仕方は、一つではありません。収まるまで待つのではありません。意思を使います。

感情をコントロールするには、こんな考え方が必要です。
 

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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