脳は、空白を埋めようとする?
新年度が始まり、新たな仲間や新たな環境の中で、生活が始まる方も多いと思います。
脳の働きから考えると、変化は、安心安全を脅かす危険な状態になるので、嫌いたいものです。
不安を抱えるのは、そのためです。
それでもその変化を受け入れようとするのは、私たちが、人間である証拠だと思います。
思考を働かせ、変化に意味づけをし、価値あるものにするため、変化を受け入れる努力ができます。
上手く受け入れるために、まずは警戒し、安全安心が確保できるか探る事になり、確保できると、徐々に自分らしさを発揮する事になります。
これが一般的で、自然な取り組みです。
ただし、この自然な流れだと、慣れるまでに時間がかかり、中には途中で挫折したりする人もいます。
言い換えると、できるだけ早く自分らしさを発揮できれば、それだけ早く変化に対応でき、挫折することもないと考えられます。
では、
早く自分らしさを発揮するには、どうすればよいのでしょう?
私は、次の2点を考えました。
◯違いを探すのではなく、同じを探す。
変化に気づくのは、違いがあるからです。その違いを違いと捉えると抵抗があるので、違いの中にこれまでと変わらない共通のものを見つけることができれば、抵抗が減り、受け入れやすくなります。
・人が変わっても、同じ職場の仲間だ。
・場が変わっても、目指す目標は同じだ。
・支えになる事に違いはない。
・新たな目当てに向かって取り組むために役立つ事に違いはない。
◯目標を高くする
よりよく生きたいと願っているのが、私たち人間です。変化を好む側面が私たちにはあります。その側面を上手く利用する事が、変化を受け入れる事につながります。
・この新たな目標のためには、この変化は必要だ。
・この変化は、私の新たな願いに役立つはずだ。
・この変化を使って、よりよい自分になるよう磨きをかけよう。
どれも変化を受け入れる事ができ、変化の中でいきいきと動く自分をイメする事ができます。するとワクワクしてきます。この感情が、湧き上がると行動も前向きになり、自分らしさを発揮しやすくなります。
ただ変化を受け入れるのではなく、このように自分なりの意味付けをして受け入れると変化に対応し、自分らしさを早く発揮しやすくなります。
一度試してみてはいかがでしょう。