ストレス緩和に役立つスポンジ

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 私たちは、意識することなく、呼吸し続けています。この世に生まれてから一度も休むことなく続けています。
 当たり前と言えば当たり前です。
 この呼吸をし続けてくれる身体に感謝しているかと言えば、当たり前にして何もしていないばかりか、無意識のうちに邪魔しているように思いました。
 呼吸を意識する時間を設けていますが、この時間の呼吸と日々の生活の呼吸は異なっています。

 もし、呼吸を意識している時の呼吸は、呼吸が深くなり、体がリラックスしていて、穏やかで、ストレスを感じることはありません。新鮮な空気が身体に取り込まれるからかもしれません。
 この時間を長く続けるとすると、新鮮な空気をもっと沢山身体に取り入れる事になります。
 沢山取り入れれば、今よりももっと健康的な生活を送ることができるように思います。

ところが、私たちの日々の生活は、ストレスばかりです。
 ストレスは、日常生活で自分に降りかかる刺激に反応した時に発生します。素直に受け入れる事ができれば、ストレスは少なくて済みますが、素直に受け入れられなければ、ストレスになります。

なぜかと言うと、

 五感を通して入ってくる情報と言う刺激に対して、思考を働かせ、自分にとって快か不快か判断し、判断に合った感情が動き、反応しているからです。

 日常生活の情報そのものは、良し悪しもなく、ただあるだけです。
その受け止め方で、色がつきます。
 ストレスを作る受け止め方をせずに、柔軟に受け入れる事ができれば、ストレスは少なくてすみます。
 
 スポンジのように刺激を和らげる仕組みを自分の中に作れば強い刺激でも弱くなります。

 これは、呼吸でいうならば、息を吸う時と吐く時の切り替えのようなものではないかと思います。

 つまり、「間」です。

 間を作ると自然に呼吸に意識が向き、呼吸が深くなります。

 外からの刺激に直ぐに反応するのではなく、一旦「間」を作り、刺激をその「間」に漂わせておきます。
 漂っている間に思考を巡らし、冷静な判断をするのです。

 これは、先日NHK朝イチでは放送された「今日からあなたは断り上手」で紹介されたコツ「時間稼ぎをして、冷静になる」に似ています。

 直ぐに反応するのではなく、冷静になってから対応すると言う考え方は、この「間」の使い方のように思いました。

 つまり、刺激を和らげるスポンジは、「間」を上手く使う事ではないかと思います。

 ・「ちょっと待って(黙ってて)、しばらく考えるから。」と会話を止める
 ・沈黙する
 ・柔軟な対応を生み出す時間を稼ぐ
 ・丹田に意識を集中させる   
 ・深呼吸をする       など

 間の上手い使い方は色々ありそうです。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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