選択の人生
能登半島地震の被災者の報道が、毎日テレビで流されています。
私の心にいろいろな思いが湧き上がってきます。
「今苦しくても、必ず素敵な未来がやってくる。」と信じて生きる事ができれば、多少の苦しさも我慢する事ができます。
しかし、今回の地震により、住む家を失い、仕事まで奪われてしまった人にとって、こんな言葉は、無意味に聴こえてしまうのではないでしょうか。
手足をもぎ取られて、苦しんでいる状況では、生きる希望さえ失いかねないのではないでしょうか。
これは、高齢化が進み、担い手が少なくなり、見通し辛い生活を余儀なくされている、職業や地域も同様の苦しみを抱えています。
そんな中でも、苦しいけれども、諦めずに立ち向かう人たちがいます。
何が突き動かしているのでしょう。
私は、そこには、職業や地域への愛があるように思います。
職業や地域について
ほこりを持っている。
育ててもらった恩がある。
長年関わってきた愛着がある。
たった一人でも、立ち向かう姿には、心が動きます。
この姿に共感し、仲間が加われば、大きな力になります。
報道番組では、日常生活を取り戻すために動き出した人々や応援の声に応えて立ち上がる人々の姿が紹介されています。
このように報道も大きな力になります。
共感する人を増やすよい機会になります。
一人で耐えるのではなく、助けを求める声を上げることもとても重要なことだと思いました。
さて、私の住む地域に目を向けてみると、高齢化が進み、役員のなり手が、少なくなっています。
まさに、手足をもぎ取られて、苦しんでいる姿です。
でも、私は、この地域が好きで、ここで長く生き続けたいと思っています。
報道をみて、願いを叶えるためには、郷土愛をもった、住みよい地域を一緒に築いてくれる仲間を増やさなければならないと強く感じました。