当たり前ではない
十人十色というように一人ひとり違っていますが、身の回りに起きる出来事の捉え方も十人十色です。
言い換えると同じ空間や時間の中にいながらそれぞれが自分の世界で生きていると考えることができます。
自分なりの捉え方、感じ方があり、対応の仕方があります。
自分の世界で起きている出来事は、全て自分のために起きていると考えると、自分の都合のよいように解釈する事ができます。
悲観的に考えて、悲劇を作り出すこともできます。
逆に、楽観的に考えて、喜劇を作り出すこともできます。
与えられた仕事もやらされている仕事にもなりますが、自分を生かす仕事にもなります。
苦しい状況の中で、苦しいともがくこともできますが、楽しみを見つけることもできます。
全て自分の世界で起きることですから、どのようにでも創る事ができます。
これができるのは、私たちが人間だからだと思います。
目の前に現れる出来事に反応している動物とは異なり、知恵を使って生き抜く事ができる人間だからできる事だと思います。
このように考えると、自分らしく生きることは、出来事に反応して、一喜一憂する事ではないように思います。
反応で生まれる感情とは異なる意思を上手く使う事が自分らしさを発揮する事になるように思います。
能登半島地震の被災者の方々の生き方から、自分の生き方を見つめようとしているのは、生き様を探究し続ける自分らしさの現れだと思っています。