隙間時間の使い方

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 スケジュールを立てて、すべきこと(したいこと)を計画的に行い、充実した生活を過ごそうと考えています。
 する事とする事の間が隙間時間になります。

 する事は、目的がはっきりしているため、上手くいけば、それなりに充実した時間になります。

 充実した時間が長ければ、充実感を味わう事ができます。

隙間の時間は、気持ちを切り替えたり、整理したりする重要な時間になります。
 する事がうまくいかず、充実感をあじわえなくても、この隙間の時間があることで、気持ちを切り替える事ができるので、次にする事への意欲を高める事ができます。

 隙間の時間に何か新しい事を入れ込むことは、よくあることですが、この切り替えが不十分だと、後にする事に悪影響を与える事になります。

 このことから考えると、隙間の時間の使い方がとても重要に思います。

次の3つの視点から取り組むと、充実した隙間時間の使い方になります。


1 身体
 疲れを取り除き、おやつを食べたり飲み物を飲んだりして、次に向かうエネルギーを作り出します。

2 感情
 したことから湧き上がる感情は、さまざまです。
 失敗すれば負の感情が湧き上がり、上手くできれば、充実感につながります。次のする事に悪影響を及ぼさないように、感情をコントロールする時間になります。
 気持ちを切り替え、リラックスするための時間に使う事になります。場を変えたり、視点を変えたり、楽しい事をしたりします。

3 思考
 感情が高ぶっていると必ず、思考が働きます。辛い感情が湧き上がっていると、その原因を探ったり、自分を責めたりする事があります。
 これらが、次にする事への切り替えがうまくできず、悪影響を及ぼす事になります。

 思考を一旦止めて、次にする事への準備に切り替える必要があります。
 感情が鎮まるのを待って(2 感情 をした後)からですが、視点を変えたり、広げたりするための時間にします。
 雑誌や新聞を読んだり、人や物を観察したりします。


 隙間時間に何か新しい事を入れる事が、これらの3つの視点に合致していると、とても効果的です。
 新たにする事を増やすだけになると、自ら窮地に追い込む事になりかねません。
 気を紛らすために隙間時間にする事を入れるのも感情を切り替える一つの方法だと思います。
 ただ、惰性ではなく、意図的に入れる事に意味があります。

 時間に追われて、流されている生活になりがちですが、節目をつくり、隙間時間を意図的に作る事自体、充実した生活になります。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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