あることが当たり前?

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 毎年柿のオーナーとして柿の木を1本購入していましたが、事業縮小のため、その柿畑の木が伐採されました。
 これまで、関わってきた木が切られ、無惨な姿になり、とても悲しくなりました。
 何気なく毎日見ていた柿畑ですが、私に夢や希望を与えてくれていたことに、気づかされました。
 今年から、収穫した柿を送る事ができなくなりました。とても残念です。

 能登地震で、今まであったものがなくなってしまい、辛い思いをされている方々の気持ちと重なってしまいます。

 あって当たり前のように過ごしていますが、なくなって初めて、あることの有り難さに気づく事があります。

 そして、その当たり前のものから、知らぬ間に影響を受けています。
 あって当たり前に過ごしていると、影響を受けていた分、なくなった時の喪失感が大きくなります。

 感情が動いた分、平静さを取り戻すのに時間が必要になります。

もしなかったら、不幸になるのであれば、あるものがなくならないように守る必要があります。
  
 自分のものであれば、自分で守らなければなりません。

 そして、あるものが多ければ多いほど、守るものが多くなるということになります。

 身の回りに自分が守らねばならないものがどれほどあるのか考えてみると、守らねばならないものに溢れています。

 家族、我が家、車、畑、財産・・・

 守らねばならないものに守られている感じがします。

そして、あることの有り難さが湧き上がってきました。

 感謝、感謝。
 
 

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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