振り返るから見えてくる
能登半島地震から一週間となり、未だ孤立した地域があることに心を痛めます。
こんな時、被災していない私たちがどのような行動を取るかを問われているように感じています。
状況を的確につかんで、対応しなければ、現場に多大な迷惑をかけ、復興を遅らせることになりかねません。
道路が渋滞するために「救援部隊が大変に困っている」として、不要不急の能登への移動を控えるよう要請しています。
悲惨な状況を知らせる情報が、連日報道され、感情を高ぶらせる事が、多くなっています。
こんな時こそ必要な事は、感情のコントロールだと思います。
私たちの中には、
1 感情を湧き上がらせる自分がいます。
2 冷静な自分がいます。
そして、
3 どちらを選ぶか判断する自分がいます。
コントロールするのは、3の自分になります。
これは、意思と考えることができます。
・今、置かれている状況を理解しているだろうか。
・現場が何を求めているのか、つかんでいるのだろうか。
・復興に役立つ行動になるのだろうか。
・1の自分を納得させる行動になるのだろうか。
感情を抑え込むと必ずその反動があります。ですから、抑え込むのではなく、知恵を使って、新たな見方考え方を作り出し、高ぶった感情を上手く利用することを考えます。
例えば、
現地へ行ってボランティア活動をしたい
1 直ぐにでも現地へ行きたがる自分
2 時期を見計らっている自分
3 どちらを選ぶか決める自分
新たな見方考え方
→今はまだ活動するには早ので、いつでも参加できるように、心技体を整え、高めることに力を注ごう。
この考え方は、様々な感情のコントロールに役立てる事ができます。
・ストレスが溜まって、吐き出しそうになっている時にも役立ちます。
・行き詰まって、自己肯定感が下がっている時にも役立ちます。
・辛い気持ちの吐き出し方を変える時にも役立ちます。
感情のコントロールには、見方考え方を変えることが、役立ちます。