心を見る?
能登半島地震から一週間というこの時期に、成人式(二十歳の集い)が各地で行われます。
石川県では、輪島市や珠洲市など県内12市町が7日に予定していた新20歳を対象の成人式開催を取りやめるとの事です。
私たちの地域には被災した方はいませんが、今の状況を知らない人はいないと思います。
こんな時に二十歳の集いで何を伝える事が必要なのだろうと考えています。
変化の激しい時代であり、また、今回の地震のように何が起きるかわかりません。世界に目を向ければ、戦争が起きていたり、地球の温暖化の影響により苦しい生活を送っている人がいたりします。
愛情に支えられた家庭から外に出て、厳しい社会の中で、社会人として生きていかなければなりません。
既に社会人として生きている立場から、彼らに伝える事になります。
「耐力」
この言葉にしようと思います。
その理由は、
彼らが飛び込む社会には、
・思い通りにいかない事はたくさんある
・苦手な人とも関わらなければならないことがある
・任された仕事に躓く事がある
・無理難題を与えられる事がある
からです。
避けて通る事ができなければ、耐える力「耐力」が必要になります。
ただし、我慢するだけであれば、ストレスとなって、自らを苦しめることになります。
知恵を働かせて、ストレスを回避する事が重要です。
そこで、全て役立つ事にします。
・思い通りにするための課題を明らかにする機会になります。
耐力があると課題解決力が身につきます。
・人間関係の枠を広げる機会になります。
耐力があると人間関係をうまく作る力を身につきます
・失敗から学ぶ事が次につながる機会になります。
耐力があると見方考え方が深まります。
・相手の期待に応える機会になります。
耐力があると信頼関係が深まります。
そして、復興に向けて、力を注ぐ人々の姿からこれらの耐力を学ぶ事ができます。
苦しい時こそ、一緒に乗り越える仲間が支えになります。そんな仲間を作り、今の時代を生き抜いていただきたいと思います。