「忙しいから」を使わない
「苦あれば楽あり」とは、自分の人生を振り返ってみても、当てはめることのできる、「真実を言い表した言葉」のように思います。
これは個人に当てはまるだけでなく、社会そのものにも当てはまるように思います。
苦しい時代はいつまでも続く事はなく、必ず楽しい時代もやってくるように思います。
コロナ禍を過ぎて、ようやく光が見え始めましたが、今回の能登半島地震のため、再び苦を味わう時代に入ってしまいそうです。
社会は、個の集まりで成り立っています。
この苦しい時にどれ程の人が、この苦しさを乗り越えようとする方向に向いているかによって、苦しい時代から向け出す速さが決まります。
苦しみから抜け出そうとする方向を向いている人が多ければ多いほど、早く抜け出す事ができます。
災害の情報が多く流れている中、災害救助のために動き出した都道府県の人々の姿がテレビでも多く報道されるようになってきました。
これも苦しみから抜け出す大きな力になります。
また、生存率が大幅に低下するとされる「発災から72時間」を過ぎ、必死の救助作業に携わっている人々の姿を見ると心を動かされます。
私にとって、苦しみから抜け出そうとする意識がつながった瞬間です。
そして、苦しみは震災だけではありません。
航空機の衝突事故もその一つです。事の大小があるにしても、私たち個人の中にも「苦しみから抜け出す出来事」が、きっとあるはずです。
個々の「苦しみから抜け出そう」という意識が、苦しみから抜け出そうとするエネルギーとなって、社会全体に広がって、苦しい時代から早く抜け出すことができます。
その上で、意識がつながれば、抜け出す知恵も浮かびやすくなります。
それが、身近に起きている「苦しみから抜け出す出来事」から早く抜け出す知恵となって役立てる事ができます。
このように考えると、今、苦しみから抜け出すチャンスに恵まれたと考える事ができます。
個々が抱える苦しみは、さまざまです。
生活の苦しみから抜け出したい
子育ての苦しみから抜け出したい
夫婦関係の苦しみから抜け出したい
他者との人間関係の苦しみから抜け出したい
自分の無能さに対する苦しみから抜け出したい
願い通りに事が進まない苦しみから抜け出したい
仕事上の苦しみから抜け出したい
生きる事の苦しみから抜け出したい
この個人が抱える苦しみと向き合うチャンスと捉え、真摯に向き合い、努力したいと思います。