思い込みを外して、目的目標をもつ
年末を迎え、今年を振り返る時期になりました。
いいニュースもありますが、悪いニュースを見聞きする事が多くなりました。そして、嘘のニュースも出始めています。情報過多のため、情報に振り回されている感じです。
社会全体が、混沌としているように思います。
その中で、情報に振り回されて、一喜一憂していると、自分を見失ってしまいます。
こんな時こそ、自分に意識を向け、自分軸をはっきりさせる事が役に立ちます。
善悪、正誤、好き嫌いなどは、時代と共に変化してしまいます。
その時々によって変化すると考えていないから、疑う事なく、目の前に起きる出来事を受け入れ、一喜一憂しているのではないでしょうか。
一喜一憂する前に、立ち止まって、出来事を見つめる冷静さが必要です。
この時に役立つのが、自分軸になります。
この軸の一方は、自分の身体の中心から頭のてっぺんを通り抜け、宇宙の中心へと伸びています。そして、もう一方は、身体の中心から足元を通り抜け、地球の中心へと伸びています。自分の身体を通り抜けるこの一本の軸をイメージしながら、次の問いを投げかけてみます。
この出来事が、目の前に現れるとは、どういう事なのだろう。
この出来事は、自分にとって、どんな意味があるのだろう。
この出来事は、私に何を訴えているのだろう。
感情は、ここには現れません。ですから、感情的に判断する事はありません。冷静さが答えを導き出してくれます。
ふっと体の中から浮かび上がる感じです。
「夢」や「希望」、「友情」、「生きる」、「知恵」など、短い言葉になりますが、何か浮かんできます。
これは考えて答えを導き出すことでもありません。思考を働かせるのではなく、ただ自分軸を意識しながら、答えが出てくるまで待つ感じです。
それが自分軸をもった自分の答えです。
未来に向かって生きる自分を応援する言葉が浮かんでくるはずです。
苦しい状況を示す出来事であっても、その出来事の本質を眺め、自問自答すると、必ずしもマイナスにはなりません。
そして、それは、感情と一致するとは限りません。凛とした態度で、それと向き合い、誠実に受け止める事になります。
「答えてくれてありがとう。」
と、感謝の気持ちを伝える事で、素直に受け入れる事ができます。
そして、その答えを元に、思考を働かせ、感情を湧き上がらせる事で、生きるエネルギーになっていきます。
実際に起きている出来事事に当てはめてみます。
前に進もうとしていると何か止められる事が多いと感じています。
・車を運転していても、赤信号で止まる事が多い。
・新たな提案をしても、なかなか受け入れてもらえない。
・間違えることのないはずの道を間違えて引き返す事がある。
・文書を作って印刷をした後にミスがみつかり、それが何度も続く。
浮かんできた言葉は、
「冷静さ」
でした。
慌てているとは思っていませんでしたが、どうも結論を早く出したいと心の奥底では思っているのかもしれません。
石橋を叩いて前に進むために何をすべきかを考えてみました。
・車の運転であれば、安全な運転に心がけるように警鐘を鳴らしてもらったと考え、赤信号に感謝しようと思います。
・提案であれば、一人よがりにならないようにとの注意をいただいたと考え、感謝の気持ちを伝えると共に、より多くの人からも意見を伺おうと思いますた。
・他事に意識が移らないよう集中して、物事を進めたいと思いました。
・印刷前に何度も見直しをし、印刷を一度で済ませる慎重さを意識しようと思いました。
全て、前向きに受け止める事になり、よい体験になりました。