今を生きる
少子高齢化の波は、身近なところでも押し寄せてきています。
組織を運営する側になると、危機的な状況を痛切に感じますが、運営する側に立たないと、目の前に起きる出来事一つひとつに刹那的に対応する事になってしまいます。
そして、仕方がないとあきらめたり、不平不満をぶちまけたり、現実に合わせて我慢をしたりしながら生活する事になります。
少子高齢化を困り事として捉えても、明るい未来を築く事ができません。
この中で、どのように生活を創り出していくのかを考えなければなりません。
<身近なところで感じる現状>
三世代家族が、ほとんどなく、次の世代に受け渡しにくくなっています。
困り事の相談や支援を受ける人が、身近にいなくなっています。
外に出かける機会が少なくなり、家に引きこもる事が多くなっています。
活動を作り出す事ができず、縮小する傾向が強くなっています。
また、行政に頼れば何とかなると考えている人が多いように思います。
そして、行政もこれに応えようと努力していますが、現状はそれほど甘くはありません。
対象が多い分、対応が遅れたり、個別の案件に適した対策などが不十分だったりします。頼れば、不満が募るばかりです。
「行政は頼りにならない。頼らないでできる事はないか。」と考えて、自ら動く事がとても重要だと感じています。
幸せは、人から与えられるものではありません。自ら創り出すもので、その形も人それぞれです。
その幸せな人生をふまえて、10年後、20年後の生活を視野に入れておくと、今から準備しておく事が、見えてきます。
<例、描く未来>
身近なところに相談できる人がいる
心配したり気遣ったりしてくれる人がいる
楽しみを味わう機会がある
思いを伝える機会がある
こんな未来を描いた時には、「独りぼっちにならない生活を作っておく事」が、今できる事のように思います。
これは自分一人でできるものではありません。
周りを巻き込みながら、関わりを欠かさない生活を送る事になりそうです。
目の前に現れた少子高齢化の壁を乗り越え、楽しい未来を築きたいと思いました。